バンドネオン奏者・三浦一馬、師匠とのしびれる話語る!

バンドネオン奏者・三浦一馬、師匠とのしびれる話語る!

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2月19日の「おとなりさん」(文化放送)は、バンドネオン奏者の三浦一馬さんが出演。師匠である、現代最高峰といわれるバンドネオンの巨匠、ネストル・マルコーニさんとのエピソードを語っていただいた。

平子祐希「バンドネオンと聞いて、頭に浮かばない方もいらっしゃると思うんですけど、検索してみて画像を見ると雰囲気のある楽団の中でこれ持ってる人、見たことあるなという感じですよね」

三浦一馬「そうですね。いにしえを感じますよね。レトロというかね」

文化放送・坂口愛美アナ「アンティークな感じ」

三浦「伸び縮みして音を出す楽器なんですね。音も形もアコーディオンに非常に近いですし、間違われることも多々あります。右手、左手に直径1センチくらいのボタンが付いていて、ドレミファソと順番に並んでないんです」

坂口「不規則なんですね」

平子「バンドネオンを始めたきっかけは何ですか?」

三浦「10歳の時から演奏してまして。NHKの音楽番組でバンドネオンの特集がありました。初めて見た瞬間、どこかアンティークショップの店先にあってもよさそうな、昔の映写機みたいに見えて、何なんだろうこれは?と思いました」

平子「古いけどどこか未来的で懐かしさもある」

三浦「元々、メカ大好き少年だったから男の子のハートをくすぐられたんです。しかも、そこから奏でられる音にしびれちゃったんですね。子供ながらに、この楽器にはなんかかっこいい世界があるんじゃないかと思って始めました」

平子「三浦さんには師匠がいらっしゃるんですよね?」

三浦「ネストル・マルコーニさんという、現代最高峰といわれるバンドネオンの巨匠です」

平子「お師匠との楽器の話があるんですよね」

三浦「今持ってるこの楽器は直々に譲っていただいた貴重な楽器なんですよ。学生の時、夏休みの2週間、南米のアルゼンチンに行きまして、1対1でレッスンしてもらいました。その時、持ってた楽器に限界を感じ始めた時期で、本気で悩んでました。それを師匠に相談したら、“そうか、わかった”と言ってテーブルの上に3台ぐらい楽器が並びまして、“どれがいい?”っていう話になるわけです」

平子「おお~!」

三浦「自分にとってどれも、こんないい楽器弾いたことないものだったんです」

平子「マイケル・ジョーダンがジョーダン1、2、3を置いて“どれ選ぶ?”みたいなことですもんね(笑)」

三浦「ちょっと、それわかんない(笑)」

平子「なんで?神様でしょ(笑)」

三浦「自分の中で“大変なことになったぞ、どれ選ぶかで人生変わるんじゃない?”ってくらいのものだったんです。15分か20分かかったかもしれないです。最終的に手を振るわせながらこれって言ったら、“やっぱりね”みたいな顔をするんですよ。良かった~って思って」

平子「渋いな~、この話!」

三浦「自分の中で何度振り返ってもゾクゾクする話です」


「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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