「1000円超える人は健康なのか所得が多いのか一貫した論理がない!」少子化支援金でスタジオ怒り爆発

「1000円超える人は健康なのか所得が多いのか一貫した論理がない!」少子化支援金でスタジオ怒り爆発

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今日は祝日で休みの竹まこと・室井佑月コンビに変わって、ジャーナリストの青木理さんと経済学者の金子勝さんがなんと2時間半の生放送!2月19日の大竹まことゴールデンラジオは皆様から頂いたメッセージをもとに、お2人で議論していただいた。

――少子化対策で1人約500円を徴収する議論をどう思いますか?というメッセージを紹介――

青木「どうも『事実上負担にはなりません』とか言って、保険料を500円ぐらい増やすっていうのが、どうやら今の政権の方針ではないかと」

金子「歳出改革で、賃上げで、なんでもできるじゃん。なんで医療保険で少子化対策を出さなきゃいけないのか、理由もない」

青木「不思議ですよね」

金子「だから政策破綻してる。しかも日本の医療保険制度って、いわゆる健康保険組合っていう大企業がやってるのと、協会けんぽとか、国民健康保険とかばらばらで、しかも負担もばらばらなんだよ。で、どうやって負担を割りふるのかが全く見えない。どういう意味で一貫性があるのか分からない。一律500円ってなってるけど、500円にならないよ、たぶん。」

青木「きのう、国会でね、さすがに政府側も認めざるをえなかったんだけど、当たり前の話ですけど、人によっては1000円を超える負担の人たちも出てくる。それはそうですよね、当たり前ですよ」

金子「じゃあ1000円超える人たちは、健康な人なのかとかさ、所得の多い人なのかとか、一貫した説明の論理がないんだわ。だからもう、どうしようもない。」

青木「これはたぶん、金子さんと僕、一緒の考えだと思うんですけど、防衛費を倍増だ?さらに増やすなんて今言いだしてるんだけど、なんていうものに使うんだったら、それはやっぱり少子化対策や…」

金子「高齢化対策、社会保障、教育!」

青木「に、しなくちゃいけないというのは同意なんです」

金子「僕もそう」

青木「でもそのとき、防衛費はとんでもないにしても、いずれ負担増というのはやっぱり避けられない」

金子「だけど、どこから負担を取るのかっていうのが重要な問題なわけだよ。例えば、維新が実はこういう健康保険の問題でいえば、高齢者は3割負担しろって言ってるわけだよ。それで少子化対策しろって。じゃあ結局、ヤングケアラーをどんどん増やすだけじゃねえか。維新の政策を見てると、ほとんど安倍派と同じになって、自民党ともほとんど同じなんだ。」

青木「ヤングケアラーっていうのは、要するに高齢者は自己責任だみたいになっていけば、結果として高齢者を抱えている若い人たちが仕事をしながら、あるいは仕事もできなくなって、介護するだけになるじゃないかっていうことですね」

金子「少子化対策なんかならないよ。だから言ってることがでたらめ。首尾一貫してないんだよ。
もともとちゃんとやれば、防衛費の見直しをすれば、少子化対策とか教育費とかにも、お金のゆとりも少しずつ出てくるわけだよ。そういう当たり前の組み替えをしないと。人へ投資しないで、人をどんどん粗末に扱って、ミサイル買ってもしょうがないでしょ。」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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