「ワケありの水原」が主人公。大沢在昌、最新作発売の「魔女」シリーズを語る

「ワケありの水原」が主人公。大沢在昌、最新作発売の「魔女」シリーズを語る

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お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日13時~15時30分)、5月15日の放送に作家の大沢在昌が登場。4月に最新作『魔女の後悔』が発売された「魔女」シリーズについて語った。

大竹まこと「今回は『魔女の後悔』。これは何作目?」

大沢在昌「シリーズとしては4作目です。前作『魔女の封印』が9年前ですね。連載自体が3年半ぐらいあったんです。1回の枚数が短かったので。それぐらい間は空いています」

壇蜜(パートナー)「(主人公の)“水原”っていう苗字にドキドキしちゃった」

大沢「なんで?」

壇蜜「渦中の人じゃないですか……」

大沢「それは全然考えなかった(笑)。20年前に最初の水原の話を書いていますから」

大竹「本の紹介は難しくてね。あそこがいい、ここがいい、とも言えないし」

壇蜜「お母さんと娘の関係みたいなのが……。お母さんと娘ってこうだよね……、というのはありました」

大沢「そう思ってもらえれば書いた価値はありました」

大竹「知らない方もいらっしゃると思うので、この水原という女の人の設定を……」

大沢「14歳のときに祖母の手で売春島に売られて、そこから何千人という客の男の相手をさせられて。絶対不可能と言われた島抜けを果たして。そのときの経験で、男を見て一目で中身が見抜ける、という超能力を持っている。その超能力を活かして闇のコンサルをやっている、という設定ですね」

壇蜜「ワケありにもほどがありますね」

大沢「めちゃめちゃワケありです」

大竹「この人の取り巻きに星川という女の人が出てきます」

大沢「いまは戸籍上も女ですけど、もとは警察官で、男性で。結婚して子供もいたという過去がありながら、どうしても女性になりたくて性転換して。良きパートナーで、水原と星川のやりとりというのが、男をめちゃくちゃに言うんですけど、書いていて楽しい。どれだけでも男の悪口を書けるんです」

壇蜜「怖いものなしの女二人がそろったっていう感じしますね」

大竹「星川のモデルは、はるな愛じゃないかって」

大沢「違います(笑)。はるな愛さんのこと、ここで会うまで知らなかったもの」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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