子供達の本音「川口技研 presents 久保純子 LIFE JOURNEY」

子供達の本音「川口技研 presents 久保純子 LIFE JOURNEY」

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文化放送で毎週日曜あさ9時から放送中の『川口技研 presents 久保純子 LIFE JOURNEY』。
毎回素敵なゲストをお迎えしてお送りいたします。
テーマは「オトナLIFE」

第6回 5/11の放送を終えて
今週も、サヘル・ローズさんにお越しいただきました。

先週は、児童養護施設で育った当事者が登場する映画『花束』のお話を伺いました。
サヘルさんは、ほかにも被爆者や、紛争で難民となった人達、貧困を抱えている人達など、様々な立場の方を支援する活動をされています。これはサヘルさんが、自分達が生活していけるようになった時に、お母様から「私達の為だけの人生ではなくて、あなたみたいな子達が世の中にたくさんいるんだよ。サヘルは絶対に原点を忘れてはいけないから、ちゃんと世界で起きている事を旅して見てきてちょうだい」と言われたのがきっかけなのだそう。そこから、インドを一人旅したサヘルさん。世界中には、帰る家も無い、食べる物も無い、子供達は衣服も着ていない、飲んでいる水は濁った雨水で、衛生的にも良くない、という現状を知ったと言います。これから自分が出来る事をやっていこうと考えたサヘルさんは、良かれと思って、物乞いをしてくる子達にお金を渡していたのだとか。その事である日、お母様に怒られたそう。「あなたの支援って、物乞いをしている子達にお金を渡す事が正しいと思っているの?」と。続けて「今、苦しんでいる、食べ物が無い人に魚を渡す事は大切だよ。でもあなたがずっと出来るわけではない。正しい支援というのは、その国の人達が働ける環境や教育、職場、そういう環境作りをすること」と、言われたそうです。お母様はサヘルさんに「魚を渡し続けるより、釣りの仕方を教えなさい」と、教えたそうです。
素晴らしいお母様ですね!

昨年はウガンダに行ったというサヘルさん。そこでは13万人以上の難民の方々がおり、コンゴ紛争から逃げて来た孤児が大勢いると言います。電気も水も通っていなく、学校に通いたくてもあまりにも遠すぎる、靴も履いていない子達もたくさんいるのだとか。支援が足りなくなり、命に順位がついている事を、子供達から聞かされたと言います。そんな子供達は無邪気に、サヘルさんの手などを触ってくるそうです。肌に触っては自分達の顔に塗るのだとか。サヘルさんが「何をしているの?」と聞くと、子供達は「白い人達の皮膚には魔法がある。魔法を自分達の肌に塗れば、肌の色がどんどん明るくなる。そうなれば、自分達が世界から見放されているところを、肌の色が明るくなれば見てもらえるかもしれない。自分達の目の色が黒じゃなければ、自分達の髪が金髪だったら、ちゃんと支援してもらえるんじゃないか」と言ったそうです。
これが子供達の本音なのです。支援はまだまだ必要です。

公開中の映画やイベント等、サヘルさんの活動の情報は、事務所のホームページ、またはサヘルさんのXでチェックしてみてください。

次週も素敵なゲストをお招きします。

お楽しみに! See you!

【本日の1曲目】 ダンスに夢中(I Was Made For Dancin') / レイフ・ギャレット 
【サヘル・ローズさん選曲】 The Other Side of Love / 坂本龍一 featuring Sister M 
(文/スタッフC)

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川口技研 presents 久保純子 LIFE JOURNEY

川口技研 presents 久保純子 LIFE JOURNEY

日 9:00〜9:30

久保純子がお送りする日曜朝の30分、オトナの「LIFE」をテーマにお送りしていきます。 タイトルは「LIFE JOURNEY」毎回ゲストをお迎えしてこれまでの…

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