
巳年選挙のアナウンス効果とは?
今年は都議選と参院選が重なる巳年選挙。7月15日「長野智子アップデート(文化放送)」では、日刊ゲンダイ第一編集局長の小塚かおるが巳年選挙におけるアナウンス効果について語った。
長野「そもそもアナウンス効果とはどういうものなんですか?」
小塚「都議選というのは地方選挙なんですよ。しかし都議選の結果が報じられると全国に伝わりますよね。そうすると思った以上に関係者とか世論に影響を与えるという意味でのアナウンス効果があるんです。自民党に関しては都議会選挙で“歴史的大敗”とか“歴史的惨敗”という文字が躍ったじゃないですか。議席数が過去最低になっただけではなく、“歴史的大敗”という言葉が一般世論に対して『やっぱり自民党はダメなのね』となってしまったんです。あと、もう一つは自民党の人が言っていたんですけど、関係者に与えるダメージが凄く大きかったって言うんですよ」
鈴木アナ「やる気をそいじゃう?」
小塚「そうなんですよ。都議選が始まるちょっと前に備蓄米の放出があって自民党の支持率や内閣支持率が少し持ち直したじゃないですか。この時、自民党の党員とか関係者たちは『これで何とか戦えるようになった』という期待感もあったんですよ。自民党の都議会議員の人たちも『都議選でそこまで大負けはしないかな』くらいの感じがあったんですけど、結果的には大敗してしまって、やる気をなくしてしまった感じなんです」
長野「そこで参院選はもっと頑張るぞ!じゃなくて何となく、もうダメなのかなぁってなっちゃったんですね」
小塚「自民党って組織をまず固めることによって票を固め、そこに無党派が乗ってくれればいいみたいな感じなんですけれど、今回は無党派が乗ってくれる感じではないので、まさに組織を固めなきゃいけないんですけど、そこが固まらない。アナウンス効果でダメージが大きくなってしまったんです」
番組では他にも小塚かおるが勢いに乗る参政党についても語っています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。番組の「ニュースアップデート」のコーナーでお伝えしています。
「長野智子アップデート」は平日午後3時30分~5時00分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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