
地震の揺れが収まったら…風呂・バケツ・鍋などに水を溜める!
毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお届けしています。
今週も、人気イラストレーターの草野かおるさんの本『大切な「いのち」と「お金」を守る マンガ防災&防犯ブック』から防災に役立つ情報を伺いました。
大地震などで被災したらまず困るのがライフライン「水」です。
草野かおるさんは、地震の揺れが収まったら、まだ水道が通っているうちに、お風呂・バケツ・鍋などにできる限り水を溜めることを勧めています。
そしてトイレは非常用に模様替え
自宅のトイレの封水(便器に溜まった水)の上から下地袋をかけて、ずれないように養生テープを貼る、その上に排便袋をかけて便座をおろす。
うっかり流さないようにレバーには養生テープを貼る。
用を足したら凝固剤で固めて排便袋ごと取り出す。
排便袋は空気を抜いてしっかり縛ってまとめておき、自治体によって決められた方法でゴミの日に出す。
(詳しくは草野かおるさんのイラストと共に確認してください)
水の運搬方法についても、リュックの中に45リットルのビニール袋を2枚重ね、その中に水を入れて運ぶ方法などをご紹介いただきました。
その他、災害時の公衆無線LANサービス「OOOOOJAPAN」(ファイブゼロジャパン)についても教えていただきました。
これは契約者など一部の人向けのWi-Fiスポットを緊急時にはキャリアの垣根を超えて無料開放するサービスです。
端末のWi-Fi画面のネットワーク一覧に「OOOOOJAPAN」を見つけたらタップするだけ。メアドもパスワードも登録せず接続することができるそうです。
但し、草野さんは個人情報を入力するショッピングサイトや金融機関などにはアクセスしないよう注意を呼び掛けています。
暗号化や利用登録などのユーザー認証がないので情報を抜かれる可能性があるとのことです。
草野かおるさんの『大切な「いのち」と「お金」を守る マンガ防災&防犯ブック』には、役立つ情報が満載、ぴあから税抜き1500円で発売中です。
きょうの「防災アワー」聞き逃した方はradikoでぜひお聞きください。
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子