
高市早苗総理誕生!初の女性総理、維新との連携で物価高対策へ
10月22日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、昨日誕生した高市内閣に関するニュースについて意見を交わした。
森永氏「高市さんはフリーハンドで政権を運営出来ないが、変な抵抗勢力に足を引っ張られることも減ると思うので、前向きに期待している」
寺島尚正アナ「自民党・高市早苗総裁は昨日、国会で第104代総理に指名され、皇居での総理大臣新任式と閣僚認証式を経て高市内閣が発足しました。女性の総理大臣は憲政史上初めてです。石破内閣までの公明党に代わって日本維新の会との連立内閣となります。高市総理大臣は初めての閣議で経済対策の策定を指示しました。自民・維新両党はガソリン税の暫定税率廃止法案を昨日招集の臨時国会で成立させることで合意をしています。政府与党は経済対策の裏付けとなる今年度の補正予算案を12月上旬に提出する方向で調整していて、電気・ガス料金の補助や自治体向け交付金の拡充などが盛り込まれる見通しだといいます。
高市総理、経済対策の策定を早速指示というこの動きですが、森永さん、これはどうご覧になりますか?」
森永康平「やっぱりこれが一番国民の望んでいる話だと思いますし、参院選から数えると3ヶ月ぐらい政治空白と言っていいのか、そういう期間があって、その間何も決められない状況だったわけで、かつ高市政権に期待されているのはもちろん防衛とかね、そういうところももちろんあるのは分かってますけども、やっぱり何が何でも経済対策。当然これ参院選も総裁選もそうでしたけど、国民のアンケートを見るとやっぱり『物価高対策してくれ』というのが常に1位になってますから、そういう意味ではまずこの高市内閣の一番わかりやすい成果としてスピーディーに経済対策を打ったというところを見せていきたいんだろうなと。それはもちろん国民としてもそれを最初に手がけてほしいと思いますから、ここは本当にまさに内閣の考えと国民の希望が一致しているポイントじゃないかと思いますね」
寺島「高市総理、組閣に先立って維新の吉村代表と総理官邸で会談をしました。維新は高市総理の政権運営に協力はするものの、閣僚を出さずに政権を支える閣外協力とします。連立政権は衆参両院とも過半数に届かず少数与党の状況は変わりません。両党が20日に署名した連立政権合意書では、食品の消費税率0%への引き下げの検討や、災害時に首都機能を代替する『副首都構想の実現』などを明記しました。少数与党という状況は変わらずとも、今後維新はじめ野党の意向、これも強く反映されることになって行くってことですかね?」
森永「そうですね。高市さんからすると、自民党内での基盤とかも考えて、かつ野党との連携もしなきゃいけないっていう状況を考えると、フリーハンドで高市さんが好き勝手できますっていう状況ではない。これは高市さんからすると多少フラストレーションが溜まる部分もあると思うんですけども、ただ一方で前向きに捉えると、例えば積極財政みたいなことを言い過ぎると、反論してくる人たちだっていっぱいいるわけですよ。むしろ主流派はそっちなんでしょうけども。ただ逆に高市さんが完全フリーハンドじゃないっていうことによって、結果から見るとバランスが取れてるように見えるから、変な抵抗勢力に袋叩きにされて足引っ張られるみたいなことも、当初懸念されてたよりは少なくなるかもなっていう、あえてポジティブに捉えるとそういうこともあるんで、ちょっと僕は今の時点ではもう組閣されたばっかりですから、ネガティブな話をしてもしょうがないんで、そこはちょっと前向きに期待はしていますね」
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