ロッテ佐々木、28年ぶり史上最年少の完全試合。3年前の「登板回避」の英断が証明される

ロッテ佐々木、28年ぶり史上最年少の完全試合。3年前の「登板回避」の英断が証明される

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プロ野球ロッテの佐々木朗希投手が昨日のオリックス戦で、史上16人目となる完全試合を達成した。4月11日放送の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、月曜コメンテーターで経済評論家・上念司氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、冒頭からこのニュースについて語り合った。

昭和なスパルタ思想はもう古い

完全試合とは、相手チームの打者を一度も出塁させずに勝利すること。日本のプロ野球界では巨人軍の槙原寛己さんが1994年に達成して以来、28年ぶりの快挙となる。20歳と5カ月での達成は、史上最年少だ。

さらに佐々木投手はこの試合で13者連続三振を奪い、64年ぶりに記録更新。奪三振数19も、ひと試合の奪三振数のプロ野球記録に27年ぶりに並んだ。記録づくめのピッチングについて、佐々木投手は試合後のインタビューで「最高です。(完全試合は)正直あまり意識していなく、打たれてもいいかなと思い、キャッチャーの松川を信じて投げた」と話した。

寺島アナが「私も生で見ていたわけじゃないんですけど、すごいですね!」と興奮をあらわにすると、上念氏も新時代のスターの登場に驚きを隠せない様子だ。

「164kmって出たときに、SNSのトレンドが『164』になりましたからね。『巨人の星』の星飛雄馬は、最後の試合のラスト一球で肩壊して完全試合ギリギリで『でもこれはパーフェクトなんだ』っていうオチで終わったと思うんですけど、スパルタでやらないとこういうのはできないみたいな昭和の価値観があったのですが」(上念氏)

佐々木投手は2019年、高校野球の地方予選の決勝戦で「故障を防ぐため」という監督判断でマウンドに登れず、甲子園の夢を果たせなかった。当時は昭和の大選手だった張本勲氏などから「なんで頑張らないんだ」という激しい批判があがったが、今回3年ぶりに監督の将来を見越した英断が証明されることになった。

「キャッチャーも高卒ルーキー18歳の松川。このバッテリーを組ませるのもすごいですよね」という寺島アナに対して、上念氏は「やっぱり才能ある人は大学行く必要ないんじゃないの?」と応じた。六大学野球で酷使され、プロに入ってから才能を開花できなかった選手が念頭にあったのだろう。

佐々木投手のピッチングは早くもメジャーリーグのスカウトの目にも止まっており、大谷翔平と比較した高い評価も聞こえている。


「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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