「働かせたい改革じゃないですか」
10月23日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、 労働時間規制の緩和が検討されている件について取り上げた。
番組では朝日新聞や毎日新聞の記事を中心に紹介。
高市早苗首相が、労働時間規制の緩和を検討するよう、上野賢一郎厚生労働相に指示を出した。
働き方改革関連法が施行されて5年。現在の残業時間の上限も、今後変更される可能性がある。
自民が7月の参院選で「働きたい改革」推進を掲げていたことは記憶に新しいが……
砂山アナ「厚労省が2024年に実施した調査によると、実際に就業時間を増やしたい労働者は6.4%にとどまっていると」
毎日新聞に掲載された専門家のコメントには、「『働きたい改革』と言うとあたかも労働者が求めているように聞こえるが、実際は働かせたい側の論理」との指摘もある。
大竹まこと「一部ではもっと働かないと生活できないって声があるのはわかってるけど……元々過労死みたいなものが取り正されたときに、働き方改革でこの時間以上は働かないようにしようって決めたわけだよね。それがあっという間に『働きたい改革』って……」
大竹まことや青木理らは、労働者側ではなく企業側を優先した内容であると指摘。企業献金と政策の影響についても疑念を述べた。
さらに、過労死以外の様々な問題が深刻化する懸念も。
青木理「『働かせたい改革』ですよね。今これをやると、労働者の命を守れなくなるのと同時に、日本の最大の問題である少子高齢化にもっと拍車がかかっちゃうんじゃないですか? 労働時間を増やせば子育ての時間だって取れなくなってくるじゃないですか」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午前11時30分~午後3時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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