日銀の国内株保有は「良いことしかない」 経済学者が語る理由~7月6日「おはよう寺ちゃん」

日銀の国内株保有は「良いことしかない」 経済学者が語る理由~7月6日「おはよう寺ちゃん」

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7月6日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、2020年度末時点で日本銀行(日銀)が国内株式の最大保有者になったという朝日新聞の記事を取り上げる場面があり、それについて寺島尚正アナウンサーと火曜コメンテーターの田中秀臣氏(経済学者・上武大学教授)が議論を交わした。


「日本経済が盛り上がっていけば、活況を呈する」

日銀が保有するETF(上場投資信託)の保有時価額が51兆5093億円に達した。2019年度末までの国内最大保有者はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)だったが、今月(21年7月)2日にGPIFが発表した20年度の業務報告書では、保有国内株の時価は47兆2273億円。結果、日銀がGPIFをおよそ4.3兆円上回る結果に。寺島アナは「株高で含み益が生じたことで日銀もGPIFも時価保有額が急増しましたが、日銀がより大きく伸びています」とも説明した。

 

「GPIFは国民の年金資産を安定的に増やすため、国内株式・海外株式・国内債権・海外債権の各資産をバランスよく持つように運用します。日銀は金融緩和策で買い続けていて、保有額増加の一途、日銀が国内最大の株式保有者になった」(寺島アナ)

 

これについて田中氏は、この記事には批判的なニュアンスが込められていると分析し、日銀による株価保有への批判に登場する主な2つの論点を紹介した。1つは「日銀が株式を保有することによる株式市場の硬直化」、そしてもう1つは「株価急落時に日銀の保有資産に含み損が生じることでバランスシートがおかしくなること」。これら2つの論点に対して次のように述べた。

 

「(日銀は)株式会社なんですが、実際には政府の機関ですから、政府が倒産しないのと同じように日銀も倒産しませんので、バランスシートが傷んでもそれがどうしたっていう問題なんですよね。さらに日銀が株式保有をいっぱいすることによって、金融緩和が続いて日本経済を下支えしますから、それは良いことしかないわけですよ。日本経済が盛り上がっていけば、活況を呈するわけなので。日銀は過去4年くらい金利操作に重点を置いた政策をしたことで、金融政策の効果が半減以下になっているので、量を増やす(株を買ってマネーを市場にドカンと提供する)政策に比重を戻したほうが良いです」(田中氏)

 

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。 またYouTube公式チャンネルではLIVE配信と、放送後にアーカイブでお楽しみいただけます。

【公式】文化放送 おはよう寺ちゃん – YouTube

2021/07/06/火 05:00-06:00 | おはよう寺ちゃん 5時~6時 | 文化放送 | radiko

2021/07/06/火 06:00-07:00 | おはよう寺ちゃん 6時~7時 | 文化放送 | radiko

2021/07/06/火 07:00-08:00 | おはよう寺ちゃん 7時~8時 | 文化放送 | radiko

2021/07/06/火 08:00-09:00 | おはよう寺ちゃん 8時~9時 | 文化放送 | radiko

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