【第102回箱根駅伝】青山学院大学・折田壮太選手(10区区間2位)〜復路終了後インタビュー〜
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――ゴール直後、指で「3」と「4」を作っていました。あのポーズの意味は?
「指を3本と4本で足して7にして、亡くなった皆渡星七(みなわたり・せな)の“7”を表しました。あのポーズは、ゴール前からやろうと決めていました」
――そのポーズは、ご自身の中で決めていた?
「“輝け世代”の4年生の一員として、星七さんがこのチームに在籍していた証を残してあげたいという思いがありました。往路優勝、復路優勝、総合優勝まで含めて、最後のポーズの中に『彼がいた』ということが、この先も残るようにと思って『3』と『4』にしました」
――皆渡さんはどのような先輩だった?
「僕が体験入部で青山学院の寮に行かせてもらった時、いの一番に話しかけてくれたのが星七さんでした。すごく優しい人で、故郷も彼が大阪、自分が兵庫で近かったこともあって、すごく気さくに話しかけてくれました。僕が落ち込んでいたり暗い顔をしている時も、『顔暗いやん』って優しい気づかいをしてくれるような、チームのムードメーカーでした。明るくて元気で、前向きな先輩でした」
――1年間を振り返って
「トラックシーズンを含めると、悔しいことも数えきれないほどありました。でも箱根駅伝でこうして優勝できて、それら全部が今日のための“道標”だったと思えたので、今は『良かったな』という気持ちです」
――10区起用は、いつ伝えられたのか?
「12月28日の全体ミーティングの時(区間エントリー発表前日)です。自分では往路の1区、3区、4区や7区もあるのかなと思っていたので、10区と言われた時はかなり驚きました。練習内容含めて、単独走の30kmだったりとか、ハーフの距離にも対応できるという状態の中で、監督が自信を持って23kmという距離に送り出してくれました。任された役割を果たすことだけを目標にしてきました」
――突き放す展開の10区はいかがでした?
「1~9区の選手が自分のタイムよりも、次の選手のためにタスキを繋いで来てくださった。自分のところに来る頃には2分近い貯金があったので、自分では使わずに後ろのチームを離して大会記録にも繋がったのはよかったです。守りに入ると動きが悪くなると言われていたので、貯金の中で余裕を持ちつつチャレンジする心と楽しむ心を忘れずに、大切にして走りました」
――出雲駅伝のあと、調子が上がったターニングポイントは?
「出雲駅伝で苦しい結果となった同期(2005年生まれ世代)の東洋大の松井海斗、駒澤の桑田駿介と箱根で輝きたいという思いがありました。プライベートで食事に行く仲です。また、出雲が終わった後に、中央大の岡田(開成、2年)が『折田待ってるよ。もう一回戻ってこいよ』と声をかけてくれた時には、ここでくじけてはいけない、みんなともう一回会いたいと思いました。たしかに出雲ではすごく悔しい結果となったが、引きずらずに前を向けたのは良かったと思います」
――今回の記録的な評価は?
「区間記録を目標にやってきましたが、今回アンカーの役目として一番は大手町に1位で帰ってきて、優勝を決めること。そこに個人順位がついてくる。個人で言えば、まだまだ詰めが甘かった。ラスト3kmでタイムを上げられなかったのは課題で、来年に繋げていけたらと思います」
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Information
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『文化放送新春スポーツスペシャル 第102回東京箱根間往復大学駅伝競走実況中継』
1月2日(金)・3日(土) 7:30~14:30 *全国33局ネット(放送時間は異なる場合があります)
▼1月2日(金) 往路
ゲスト解説:山本歩夢(國學院大學OB、旭化成陸上部)
ゲスト解説:吉田響(創価大学OB、プロランナー、サンベルクス陸上部)
移動解説:柏原竜二(東洋大学OB、「2代目・山の神」、『箱根駅伝への道』ナビゲーター)
総合実況: 斉藤一美アナウンサー
▼1月3日(土) 復路
ゲスト解説:田中悠登(青山学院大学前キャプテン、FBC福井放送アナウンサー)
ゲスト解説:篠原倖太朗(駒澤大学前キャプテン、富士通陸上競技部)
移動解説:柏原竜二(東洋大学、二代目山の神、『箱根駅伝への道』ナビゲーター)
総合実況: 寺島啓太アナウンサー
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この記事の番組情報
文化放送新春スポーツスペシャル 第102回東京箱根間往復大学駅伝競走実況中継
2026年1月2日(金)・3日(土) 7時30分~14時30分
3連覇を狙う青山学院大学、全日本の勢いそのままに“二冠”へ挑む駒澤大学、歴代最強クラスで初優勝に挑む國學院大學、30年ぶりの王座奪還を期す中央大学、そして在感…