吉崎達彦「アメリカのイラン攻撃の目標が曖昧」

吉崎達彦「アメリカのイラン攻撃の目標が曖昧」

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いまだ終結の気配が見えないアメリカによるイランへの攻撃。310長野智子アップデート(文化放送)」は、株式会社溜池通信の代表取締役・吉崎達彦これを分析した。

吉崎「まさかイランをやるとは思ってませんでした。トランプ大統領は西半球重視だって言ってたじゃないですか。ドンロー主義、アメリカ最優先なんだから中東にこんなに大きなリスクをとるとは思ってなかったです」 

長野「しかも去年1回やっていて、かなり核施設も攻撃したはずですよね」 

吉崎「あれは何だったのかっていうことですよね。結局ニューヨークタイムズの報道によりますと、2月28日の午前8時15分にイランの要人が全部1か所に集まる。そこを攻撃すれば一網打尽にできるってことをイスラエル軍が言ってきた。そのままイスラエルだけでどうぞって言ってもよかったけど、その場合でも必ず反撃はアメリカにもくる。だったら一緒にやったほうがいいっていう身も蓋もない決断ですよね」 

長野「その影響はニューヨーク原油先物相場が急激に値上がりをして1バレル119ドルを超えました。先週末の終値と比べると30%の上昇。この状況についてはどのようにご覧になっていますか」 

吉崎「最新号のイギリスのエコノミスト誌が『戦略なき戦争』っていう見出しを掲げています。おっしゃる通りで、どう見ても戦略があったとは思えない。イスラエルに巻き込まれ型の戦争で、いまだにこの戦争の目標が何だったのかきちんとした定義がないですよね。アメリカの防衛のためだったのか、核開発を止めるためだったのか、それとも本気でレジームチェンジ(政治体制の転換)するつもりだったのか、曖昧なわけです。アメリカ軍の中にはパウエル・ドクトリンというものがあって、戦争を始める時は1点目が『目標は何なのか』、2点目が『国民の支持はあるか』、3点目が『戦力は足りているか』、できれば圧倒的な大差で向かうべきである。そして4点目は『出口戦略』、この4つを揃えろっていうのがパウエル・ドクトリン。軍人時代にベトナム戦争で辛い思いをしたパウエル元・国務長官が編み出したものです」 

 

番組では他にも吉崎達彦がアメリカ始めた今回の戦争について語っています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい番組の「ニュースアップデート」のコーナーでお伝えしています。 

「長野智子アップデート」は毎週月曜~金曜午後3時~5時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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