吉崎達彦氏「今週になって劇的に値上がりした株価、その要因とは?」~9月7日「くにまるジャパン極」

吉崎達彦氏「今週になって劇的に値上がりした株価、その要因とは?」~9月7日「くにまるジャパン極」

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週明けの9月6日、東京株式市場の日経平均株価は大幅に値上がりし、先週末の終値に比べた上げ幅は500円を超えた。この要因について、エコノミストの吉崎達彦氏は9月7日の「くにまるジャパン極」(文化放送)で詳しく解説した。

吉崎氏「先週の1週間でガラッと変わったわけなんです。私はテレビ東京の『モーニングサテライト』っていう番組ずーっと出てて、あれやってると週末に『モーサテサーベイ』っていうアンケートを書かなきゃいけないんです。で、『来週の日経平均の予測』っていうのがいつも第一問題で出て来て、先週月曜日8月30日の予測って、中央値が2万7900円なんですよ。一番高い人でも2万8200円で、下は2万7200円。要は完全に弱気なんですよ、先週始まった時点で。」

この予測は考えてみたら当然だったと、吉崎氏は語る。

吉崎氏「だって、このまま行くと20%台の支持率の菅さんが、自民党の総裁選は盤石で勝っちゃう。そのまま来月は総選挙に突入していく。そうすると負けますよね。そうなると自民党の議席が多分50ぐらい減って、野党がその分伸びて、弱い菅政権が出来る。場合によっては菅降ろしになって、またそこで混乱する。で、どうかすると維新の会とかと連立して政権延命……どのみち政治は不安定化するってことが目に見えていたわけですよね。」

ところがこの1週間で雰囲気がガラリと変わった。3日に菅首相が自民党総裁選挙に立候補しないと表明したことをきっかけに、きょう9月7日にはおよそ5ヵ月ぶりに3万円の大台を回復した。それについて吉崎氏の見解は?

吉崎氏「一言でいうと政策への期待からだといわれるんですが、はっきりいって日本政治って先週まではもう、真っ暗。それから信じられないことが次から次へと起きちゃって、とっても評判の悪い菅さんは今月末で辞める。その後に、自民党の新総裁が誕生するんだけども、これはどう考えても、ご祝儀相場でわりといいところ行きますよね。それが来月か11月の総選挙で戦うと、自民党はまあまあ強いんじゃないか。こんなに早い化学変化が起きるのは政局だけですよね。」

新総裁の選出は9月29日に予定されているが、各候補とも失言ひとつで人気が急落してしまう状況だけに、これから何があるか予測がつかないという吉崎氏。株価の動き共々、今後も注意深く政治の行方を見守りたい。

<参考ニュース>
週明け6日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続伸した。菅義偉首相の退陣意向表明で、政権運営の不安定化に対する投資家の懸念が大きく後退。経済対策への期待感もあり、前週末3日に続いて大幅な値上がりとなった。
終値は前週末比531円78銭高の2万9659円89銭。東証株価指数(TOPIX)は25・77ポイント高の2041・22。出来高は約11億7683万株だった。
(共同通信ニュースより)

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。吉崎達彦氏はコメンテーターとして毎週火曜に登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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