【水谷加奈の劇場型恋愛体質】非日常のトキメキ
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―6月5日(金)配信分―
若い頃連れて行ってもらったことがあるイタリアンレストランを再訪しました。あの頃と同じ場所に今なお健在とは。創業30年になります。
店に着くと80代と思われる上品な女性が1人出てきました。店の男性スタッフが小走りでエスコートしながら手を上げてタクシーを止めてお見送り。
きっとお1人でいらっしゃる常連のお客様なのでしょう。いいなあ。こういう老後に憧れるわぁと微笑ましく思いながら入り口までの長いエントランスを進みます。懐かしい。この感じ。店に入るまでのこのワクワク感をまた味わえるなんて!
店内は既に満卓状態。賑わっています。昔と変わらずシンプルだけどゴージャス。しかもどのお客様もオシャレで品が良く、ワインとお食事をきちんと楽しんでいらっしゃる様子。
スタッフも昔からいるような比較的年齢の高い人が多くて安心感があります。
この店のシステムは、各テーブルに運ばれてくる食材の中から自分が食べたいものを選び、調理法も自分で決められるというもの。
冷たい前菜、温かい前菜、パスタからメインまで内容も量も全て自分でカスタマイズできるのです。
デザートはこれまたワゴンでたっぷり運んできてくれるので目移りしてしまいます。
ひとつ残念だったのは、あとから入ってきた男性客。40代くらいでしょうか。
常連さんらしくスタッフと親しげに挨拶していましたが、短パンにサンダル(ビーサンではないけど)といういでたちだったこと。
その男性にとっては日常の店かもしれませんが、我々は少し着飾って非日常のトキメキを味わいたいのです。
店の雰囲気をつくるのも我々客側の役目だと思うのですが…。
またちょっとオシャレしてあの店に行けますよう。老後の目標もできました。
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