OpenAIが上場申請 企業評価額136兆円 森永康平氏「分岐点になる気がします」
6月10日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、経済アナリスト・森永康平氏と寺島尚正アナウンサーが、OpenAIのIPO申請に関するニュースについて意見を交わした。

森永氏「AI・半導体関連株の上がるムードに水を差すのか、さらに盛り上げるのかっていう話になる」
対話型AI(人工知能)サービス「ChatGPT」を手がけるアメリカのOpenAIは8日、アメリカ証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)を申請したと発表した。年内の上場を目指すとみられる。
OpenAIはIPOの手続きに必要な届け出書の草案をSECに提出した。財務情報や売り出す株数、公開価格などの詳細は現時点で開示していない。上場時期についても「未定」としたが、アメリカのCNBCは今年10~12月にも上場する見込みだと報じた。
OpenAIは3月時点で、投資家による企業評価額が8520億ドル(約136兆円)に達した。未上場のAI新興企業ではアンソロピックの9650億ドルに次ぐ規模で、IPOでは時価総額が1兆ドルを上回る可能性もあるという。
寺島アナ「生成AIブームの火付け役ともいえるChatGPTを生み出したOpenAIが上場の動きということなんですが、これは森永さんはどうご覧になりますか?」
森永氏「OpenAI、アンソロピック、このAI銘柄が上場するっていうことは業績に厳しい目が向けられていくことになるとは思うんですけど、これが一つの、この数年あったAI・半導体関連株の上がるムードに水を差すのか、さらに盛り上げるのかっていう話になると思うんですよね。それは何かっていうと、たしかにAIは便利ですし、みんな使ってる部分はあるとは思うんですけど、ただそれは『便利だね』っていう話であって、『ビジネスとして上手くいっているのか?』っていうところもあるわけです。私も使っていますけど、お金払ってないですし、多くの方が結構そういう使い方しちゃっていると思うんですよね。業績云々っていう話になってきたときに、ちゃんとビジネスモデルができているのか。いままでは一使用者として『AIって便利だね、すごいね』っていう期待感で話が進んでいましたけれども、一つのビジネスとして考えなきゃいけなくなるわけですよね、上場するということは株主が無限についてくるわけですから」
寺島アナ「そうですね」
森永氏「ってなったときに『意外とAIってビジネスとしては微妙ですね』っていう話になってしまうと冷や水を浴びせるような形になると思いますし、『こんなにマネタイズできるんだ、ビジネスとしていけるんだ』っていうのが確認されれば、さらに盛り上がるっていう。だからちょっと分岐点になるかなっていう気がします」
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