憧れの森友哉のミット目掛けてー大舞台で始球式を務めた野球少年【L-FRIENDS】(ライオンズナイター)

憧れの森友哉のミット目掛けてー大舞台で始球式を務めた野球少年【L-FRIENDS】(ライオンズナイター)

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埼玉西武ライオンズが2018年に立ち上げた地域コミュニティ活動『L-FRIENDS』。地域、ファン、選手、スタッフがひとつの仲間としてつながり、未来に夢をつないでいくということを目的に「野球振興」「こども支援」「地域活性」「環境支援」の4つの柱を中心に取り組みを続けている。今回紹介するのは7年ぶりのメットライフドーム開催となったオールスターゲームで始球式を務めた少年の話だ。

今年1番の暑さだったように思えた。ジリジリと照りつける太陽が眩しい。そんな埼玉の地では7年ぶりにプロ野球の祭典「マイナビオールスターゲーム」が開催された。選ばれし12球団代表の選手たち、各球団のマスコット、そしてファンの方々が見守る大舞台で、栄えある始球式を務めたのは、ライオンズアカデミー生”総勢520人”の中から選ばれた小林叶人(こばやし・かいと)くん、小学4年生だった。

叶人くんはお父さんの影響で小学1年生のときに野球を始め、ポジションはこれまで捕手一筋。憧れだという森友哉選手に少しでも近づこうと左打ちにまで変えた。大舞台のマウンドに立つ吉報が届いたときは「本当の話か分からなかった」と振り返るように、まだ夢心地だったという。

登板の約1時間前、ライオンズトレーニングセンター(室内練習場)を特別に貸し切って特訓を行った。〝叶人のために″ー何か少しでも力になりたい、とその場に駆け付けたのは宮田和希アカデミーコーチだった。力強く、1球1球、投球練習を重ねる叶人くんに寄り添って「軸足でしっかりと立つ・絶対にストライクが入るというポジティブな気持ち・笑顔を忘れずに楽しむ」という3つのアドバイスを送ると、叶人くんからも笑みがこぼれる。

特訓を終えてメットライフドームに移動すると、緊張はどんどん高まっていった。遂にマウンドに立った時は「頭が真っ白になった」と振り返る叶人くん。一方で「僕はいま、すごい場所に立っているんだな」ー 球界を代表する選手達に囲まれながら、そして大ファンであり、目標とする森のミットをめがけて投げた渾身の一球は、見事グラブの真ん中におさまった。球を受けた森は「4年生としてはすごくいい球を投げていましたね。きっとたくさん練習しているんだと思います。これからも頑張ってください!」とメッセージを送り、叶人くんの堂々たるピッチングを見守っていた宮田コーチは「見ている僕が緊張したけど、落ち着いてしっかり投げていたので立派でした。1000点、いや10000点あげたいです!笑」と太鼓判を押した。
 
始球式を終えたあとに「大きくなったら埼玉西武ライオンズに入団して、同じグラウンドで森選手とプレーしたいです」と力強く誓って球場を後にした叶人くん。いつか、この球宴の舞台で、今度は叶人くんが野球少年の一球をキャッチャーとして受ける日が来るかもしれない。

宮田コーチと投球練習をする小林叶人くん(※写真はすべて球団提供)

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