経済復活の切り札は「ワクチンパスポート」か 業績回復「二極化」を読む ~8月16日「おはよう寺ちゃん」

経済復活の切り札は「ワクチンパスポート」か 業績回復「二極化」を読む ~8月16日「おはよう寺ちゃん」

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8月16日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、2021年4~6月期の決算を発表した上場企業の業績に着目。寺島尚正アナウンサーと月曜コメンテーターの経済評論家・上念司氏がコロナ前と比べてその原因と対策を分析する場面があった。

上場企業の15%が通期業績見通しを上方修正

東証一部上場企業の業績が急回復している。SMBC日興証券によると、今月12日までに今年の4~6月期の決算を発表した1280社の最終利益の合計が、前年同期の5.2倍に膨らみ、全体の15%に当たる194社が通期の業績見通しを上方修正した。

「この194社のうち製造業が135社と7割を占めていて、製造業は業績がコロナ前の水準に戻りつつあるということなんですが、上念さんこの辺りどうでしょうか?」と、このニュースに対して寺島アナが上念氏に意見を求めた。

「偏りがあるのはみなさんご存知の通りで、これだけ行動制限をされるとサービス業は全然だめなんですよ。レストランとか旅行とか行けないので、みんな鬱憤ばらしに何をするかって、物を買うんです。プレステ(ソニーのPlayStation 5・2020年11月12日発売は)未だに品薄状態。いわゆるメーカー系が絶好調で、サービス業は調子悪いと。日本の上場企業はわりと製造業が多いですからいいんでしょうけど、この状況があまり長く続くと特定の業界にばかり皺寄せが、となるので手放しには喜べないですね」。さらに上念氏は「あとこれ大事なことなんですけど、こういう記事が出たということは今から後追いして(株を)買っても遅いということです」と付け加えた。

「一方、運輸・旅行など非製造業は厳しい状況が続いています。前年同期比で最終利益は2.7倍となったものの、19年同期比ではマイナス7.9%とコロナ前を下回っています。製造業と非製造業で二極化が進んでいますね」(寺島アナ)

「そうですね。行動制限がある程度解除されないと厳しいでしょうね。そういう点で言うと(コロナウイルスの)ワクチンが切り札になるかもしれないと思っていて、一部でもう始まっていますけど、ワクチンを打った人は割引、みたいなことを民間で勝手にやっちゃう。事実上のワクチンパスポートみたいな世界なんですけど、そういうので徐々に経済が回復していくんじゃないかな、と思っています」と上念氏はワクチンをうまく使えば業績を回復させるヒントがあることを指摘した。

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。 またYouTube公式チャンネルではLIVE配信と、放送後にアーカイブでお楽しみいただけます。

【公式】文化放送 おはよう寺ちゃん – YouTube

2021/08/16/月 05:00-06:00 | おはよう寺ちゃん 5時~6時 | 文化放送 | radiko

2021/08/16/月 06:00-07:00 | おはよう寺ちゃん 6時~7時 | 文化放送 | radiko

2021/08/16/月 07:00-08:00 | おはよう寺ちゃん 7時~8時 | 文化放送 | radiko

2021/08/16/月 08:00-09:00 | おはよう寺ちゃん 8時~9時 | 文化放送 | radiko

 

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