村上信五くんと経済クン「ものの言い方」をお勉強!

村上信五くんと経済クン「ものの言い方」をお勉強!

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毎週土曜朝9時~放送している「村上信五くんと経済クン」。

8月28日の講義は、人への“ものの言い方”をお勉強。

交渉時の言葉のひとつで、ビジネスが台無しになることってありますよね。

ということで、“ものの言い方”は経済なんです。

今回は、現在32万部を突破した「よけいな一言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑」の著者・大野萌子さんをお招きして、損しない“ものの言い方”を教えて頂きました。

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【大野萌子(おおの・もえこ)さん】

「よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑」著者。産業カウンセラーとして、年間150以上の公演や研究を行い、2万人以上の社会人にコミュニケーションの指導をしている。

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【「よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑」とは?】

人が避けて通ることができない、家族と仕事仲間とのコミュニケーションにおいて、人間関係が改善するきっかけになればと、著者の大野先生が“よけいなひと言”を“好かれるセリフ”に言い換える141の言葉をまとめた大図鑑。さまざまな世代に支持され、現在32万部を突破している。

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【なぜ「言いかえ図鑑」がこれほどの支持を集めているのか】

相談を受ける中で、悩みの9割は人間関係。2020年6月1日に「パワハラ防止法」が施行され、ビジネスの現場におけるコミュニケーションの配慮が必要になってきている。

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【よけいなひと言を好かれるセリフに言いかえる!具体例】

①新入社員が取引先の管理者の方に向かての一言

“ご苦労様です”→“お疲れ様です”

“ご苦労様です”という言葉は、立場が上の人が目下の人に使う言葉。取引先に対しては絶対に使ってはいけない。よく耳にするため使いがちだが、気を付けたいフレーズ。

 

②久しぶりにお会いした方への一言

“わたしのこと覚えてますか?”→“あのときお会いした〇〇です”

名前だけだと分かりにくいので、どこで接点があったかも含めて名乗るのが良い。

 

③連絡をして久しぶりに会った友人に一言

“連絡がなかったから心配してた”→“久しぶりに連絡をもらえてうれしい”

ポジティブワードに変換することが大切。できるだけネガティブな言葉は発しないほうが良い。責めるようなニュアンスは避ける。

 

④職場で部下・後輩へ新しい仕事を依頼するときの一言

“これやっといて、あなたならできるよ”→“あなたに任せたい。でもわからないことは遠慮なく聞いてね”

やっておいてね、ではなく、依頼する形で言うほうが良い。投げっぱなしにしてはいけない。特にあなたならできるよ、という言葉を新人にかけるのは避けたほうが良い。

 

⑤会議の場で、意見を求められた時の一言

“私のことは気にしないでください”→“みなさんのご意向に合わせます”

自分の意見が特にない時は、このような言い方が良い。“気にしないでください”は自己アピール以外の何物でもない。一番面倒くさいタイプだと思われる。

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社会人になる前にこの本を読んでいたかった…!と思うほど、とても勉強になる本でした。講義の中でも、先生はネガティブな言葉をまったく使われていなかったのが印象的でした。同じ意味の文言でも、言い方によって受け取り方が全然違うんですね…。私もポジティブな言葉を積極的に使っていこうと思います!

坂口愛美

 

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土 9:00~10:00

「経済初心者」の村上信五が、ゲストの方に教えを請いながら 「お金」に強くなってゆく番組です。 「お金持ち」しか持っていない情報を イチ早く皆さんに提供できるよ…

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