9月22日 今月の50周年は、ザ・ビーチ・ボーイズ~!

9月22日 今月の50周年は、ザ・ビーチ・ボーイズ~!

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水曜日はスペシャルな選曲で洋楽を極める「洋楽ジャパンⅩ」 洋楽ファンの皆様、一週間のご無沙汰でした。 今週も懐かしいポップス談義に花を咲かせます! 今週のお客様は、萩原健太さんです!

このところ毎月、素敵なボックス・セットを中心にご紹介くださっている萩原健太さんが、今回スタジオにお持ち下さったのは「ザ・ビーチ・ボーイズ」!

*今回はリリースされたばかりの「フィール・フロウズ:サンフラワー&サーフズ・アップ・セッションズ1969〜1971」からご紹介。
この時期、佳曲が次々に誕生、充実していたビーチ・ボーイズだったが、シングル・ヒットに結びつかず、試行錯誤が続いていた。未発表のままに終わったレコーディングも数多く、これまでにも少しずつ庫出しされてきたが、今回はその集大成。1970年の「サンフラワー」、1971年の「サーフズ・アップ」、2枚のアルバムの最新リマスターと、そこに収められなかった作品群…当時のライヴやシングル曲、未発表曲などを加えたもの。

*プレイリスト*

★アド・サム・ミュージック・トゥ・ユア・デイ Add Some Music to Your Day

*「サンフラワー」デニス・ウィルソンやアル・ジャーディン、ブルース・ジョンストンらがソングライターとしての成長を見せ、70年代ビーチ・ボーイズの最重要作品とする声も多い。しかしチャート的には最高151位、シングルもすべてTOP40入りを逃し、当時の評価は芳しくなかった。「アド・サム・ミュージック・トゥ・ユア・デイ」は最初のシングルで全米64位。

「いま聴くと、すげー、いいよね!」(’邦丸さん)

「当時はヴェトナム戦争の泥沼で、エドウィン・スターの『黒い戦争』とかがヒットしていた時代。そこに『あなたの日常にもう少し音楽を』なんていっても、受け入れられなかったんですね」(健太さん)

★アワ・スウィート・ラヴ Our Sweet Love)
*ブライアン、カール、アルの共作。「サンフラワー」B面4曲目。アルは「ブライアンが投げ出そうとした歌を僕らが助けて仕上げた」と言っている。

★フォーエヴァー Forever)
*デニスがソングライティング・パートナーのグレッグ・ジェイコブソンと共に書き、歌ったバラード。ブライアン、マイク共に激賞した作品。

★ディズニー・ガールズ(1957) Disney Girls (1957))
*1971年のアルバム「サーフズ・アップ」A面4曲目に収められた、ブルース・ジョンストン作の名曲。数多くのアーティストにカヴァーされている。アルバムのタイトル曲「サーフズ・アップ」は、ブライアンが頓挫した「スマイル」の中心となる曲の一つだった。チャート的には前作の151位から29位とまずまずの成績を残した。

<萩原健太さん イベントのご案内>

CRT & レココレ presents, vol.260
【Naked Loft Yokohama オープニング記念イベント】ハマのジョージがやって来るヤァヤァヤァ!〜ジョージまつり・横浜編〜

■ジョージ・ハリスン没後20年。今年に入ってあの金字塔『オール・シングス・マスト・パス』の50周年記念ボックスがリリースされたのをはじめ、間もなくビートルズの『レット・イット・ビー』のスペシャル・エディションも登場、さらに11月には新作映画『ゲット・バック』も配信開始される予定…など、ジョージをめぐる盛り上がりはまだまだ衰えることを知りません。そんなジョージの魅力を味わい尽くす恒例の“ジョージ・ハリスンまつり”。30年前の12月、ソロとしての初めて日本のステージに立った思い出の地・横浜で、本秀康画伯とともに、熱く楽しくジョージを偲びましょう。

●2021年10月10日(日)at ネイキッドロフト横浜
●OPEN 17:00 START 17:30
●ゲスト: 本秀康(漫画家)
●出演: 萩原健太(音楽評論家)、祢屋康(レコード・コレクターズ編集長)、能地祐子(音楽評論家)
●料金: 予約1800円、当日2000円(+1drinkから)
●チケット予約はネイキッドロフト横浜Webサイトにて

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