衆院選は名付けて「食堂のメニュー選挙」と二木啓孝氏~10月18日 斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!

衆院選は名付けて「食堂のメニュー選挙」と二木啓孝氏~10月18日 斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!

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19日公示、31日投開票の衆議院選挙。ジャーナリストの二木啓孝氏が18日、「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!」で分析。

今回の選挙は敢えて名付ければ「食堂のメニュー選挙」だとの言葉で始まった、
ジャーナリストの二木啓孝氏。「18日に行われた日本記者クラブ主催による党首
討論でもそうだったが、岸田総理は政権の発足以降、いろんなメニューだけを
出してきている。野党も『我が党が政権を獲ったらこういうことをやります』と
言っているだけ。つまり、ちゃんとした食事はまだできていないのに、メニュー
だけが並んでいる。各党ともメニューの競い合い、という感じがしてならない。
結局、今回の選挙は料理ができていないため、『どっちのコックさん選びますか?』
という選択肢の選挙のように感じる」と、二木氏。

また二木氏は、「新型コロナワクチンの2回目接種率が6割を超え、感染者数も
激減しているため、前の政権が残した負債は客観的に言って消えている。
ということは、議席が減る可能性はあるが、それは織り込み済み程度の数だと
言えるのではないか」。

立憲民主党の福山幹事長は16日の会見で、全国289の小選挙区のうち、212の
選挙区で野党候補が一本化できたと発表。この動きが票の行方をどの程度左右
するのか。これに対し、二木氏は次のように分析。
「各選挙区の事情によって違うが、小選挙区で与野党が1対1で戦う時には
僅差になった場合、野党が有利。これまでのように野党がバラバラで『反自民』、
『反公明』での食い合いをしていた時よりは有利になってきたように見える」。

また、野党共闘に入らない日本維新の会が自民党と組む可能性について、二木氏は、
「日本維新の会は安倍元総理、それに菅前総理と共通項があったが、今は岸田政権
との共通項が見当たらないので岸田批判をしている。しかしこれはあくまで選挙向け。
例えば自民党が掲げている憲法改正を行うためには、両議員で3分の2の賛成が
必要となる。憲法改正を行いたい日本維新の会が議席を増やせば、憲法改正に
必要な賛成票が増える。そうなると自民党と日本維新の会とが組む可能性は
大いにある」。

一方、注目の選挙区について聞かれた二木氏は、東京8区と静岡5区、広島3区、
それに山口3区を挙げた。
「東京8区は自民党の石原伸晃氏の選挙区だが、れいわ新選組の山本太郎氏が
出馬を取りやめたため、野党統一候補である立憲民主党の吉田晴美氏が面白い
戦いをするのではないかと見ている。
静岡5区では、無所属で二階派の細野豪志氏が自民党の公認を取れず、岸田派の
吉川赳氏が公認を取った。この2人の支持基盤は一緒なので、立憲民主の
小野範和氏が漁夫の利を得るのではないか。
広島3区では、前職の公明党の斉藤鉄夫氏が立候補を予定しているが、例の
河井事件でお金をもらった自民党の有力な県議、市議が動けない。こうなると
単純な票の積み上げで予測は出来ないと見ている。
そして山口3区は自民党岸田派の林芳正氏が参議院から鞍替えで公認を取り、
前職の自民党二階派の河村建夫氏が政界を引退する意向という異例の事態と
なった。これは菅政権を支えた二階氏が力を失い、二階派が凋落していることの
象徴だ。静岡5区の細野氏のように、これまで二階派がゴリ押ししていた人たちが
公認が取れない状況となっているが、まさに菅政権から岸田政権に変わったことで
風景が一変したと言える。もちろん幹事長となった甘利氏の影響も大きい」。

月曜コメンテーターの元衆議院議員、金子恵美氏から、「東京18区は
立憲民主党の菅直人氏と自民党の長島昭久氏が立候補を予定しており、この
2人による旧民主党の闘いに注目している。また小沢王国の岩手県はどうか?」との
質問が。
これに対し二木氏は、「東京18区については、菅氏を支えている市民グループは
不動。一方、長島氏は選挙区を変えての立候補だが、グイグイ押してくる
キャラクターなので、この選挙区は競ると見ている。
岩手県の状況については、実は岩手1区では立憲民主党内の内部抗争が
起こっており、亀裂が深まっている。前職の階猛氏にぶつけるように小沢氏が
佐野利恵氏を押し込んだが、最終的に小沢氏が折れ、階氏を1区の公認、
佐野氏を比例代表ブロックに回すことで決着した。小沢氏が全面に出てくる
このような動きに対し、立憲の福山幹事長はどうも嫌がっているようだ。ここは
立憲が勝っても負けても亀裂は残る」と分析した。

最後に金子氏が「外から見ると選挙は面白い。維新に関しては、今回の選挙で
自民党と公明党が議席をかなり減らしたなら、自民・公明・維新の連立は充分
考えられる。維新の動きは興味深い」と締めた。

短期決戦の衆議院選挙。投開票は今月31日。是非投票へ!

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// 2022.04.28追加