『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』 子どものために持ち家を購入したい! そんな親心の意外な落とし穴とは(おとなライフ・アカデミーWEB)

『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』 子どものために持ち家を購入したい! そんな親心の意外な落とし穴とは(おとなライフ・アカデミーWEB)

Share

今を楽しく生きるオトナ世代のための情報番組「大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ」。
残間里江子さん(フリープロデューサー)と、大垣尚司さん(青山学院大学教授、移住・住みかえ支援機構代表理事)が、お金や住まいの話を中心に、暮らしにまつわる様々な事柄を語り合います。

この連載では、人気コーナー「おとなライフ・アカデミー2021」で話した内容をもとに大垣さんが執筆した、ここだけのエッセイを掲載中。
ラジオと合わせてもっと楽しい、読んで得する「家とお金」の豆知識です。

2021年9月18日の放送は、住宅購入に悩むリスナーからのメールをご紹介。住宅展示場に行く際の心構えを尋ねるおミズさんに、大垣さんの出したアドバイスとは?

43歳、そろそろ住宅購入のタイムリミット?

今回の放送では、住宅購入を迷う43歳の男性からメールをいただきました。

そろそろ自前の家をもつ潮時かな…と思う反面、自営業で収入も不安定なこともあり、
なかなか踏み切れないでいます。
で、最近、目につくのが、あちこちの住宅展示場のチラシです。
ヒーローショーなんかもやっていて、
子どもが見つけて「連れてって」と言い出したり、
妻も「参考にするだけなら行ってもいいかもね」と言い出す始末で…。
住宅展示場って、出かけても問題ない場所なんでしょうか。
行く前の心構えなど、教えていただければと思うのですが…

おミズさん、43歳、杉並区

子持ちが展示場に足を踏み入れてしまうカラクリとは

おミズさんのメールにあるとおり、住宅展示場って、子供が喜ぶ場所であることが多いんですよね。ヒーローショーがあったり、人形や風船をプレゼントされたり、オレンジジュースが飲めたり。

これってなぜかというと、住宅を買う方の多くは、3歳から小学生ぐらいのお子さんをお持ちだから。

というわけで、おミズさんの家のように、お子さんが「行きたい」と言うので連れていって、うっかり家を買うのもいいかも、と思ってしまうと、あれよあれよという間に購入・・・なんてパターンがお決まりなんです。

おそらくですが、おミズさんの家も、行ってしまったら、家を購入したくなるのは間違いないと思います。

お子さんのために購入する家でも、お子さんが住む期間は案外短い

さて、おミズさんは、行く前の心構えを知りたいとのことですね。
一番重要なのは、家を購入することによって起こりうるデメリットをきちんと把握しておくことです。

おミズさんのお子さんは、おそらく5歳前後ですよね。今は手のかかる時期ですが、10年もすれば、就職して家を出て行くことでしょう。
そうなると、まだローンが半分以上残っているうちから、お子さんの部屋を持て余しながら、夫婦二人で広い家に住むことになるわけです。

そうなったときに、その家がおミズさん夫婦にとって本当にベストな住まいなのかというのは、疑問が残ります。

持ち家を購入するなら、使わなくなったあとも無駄なく使える制度を検討して

本当は、お子さんが独立して以降は、住み替えなどをして、二人暮らしに適した住環境を検討することができればいいですよね。

そのためには、手前味噌ですが、私が理事を務める一般社団法人移住・住みかえ支援機構の「マイホーム借上げ制度」を利用することも検討してみてください。

この制度は、国の基金が設定された賃貸制度です。入居者の有無にかかわらず、毎月の家賃支払いを生涯保証するなど、家のオーナーを守るための仕組みが多く取り入れられています。

家は、ただの「住む場所」ではなくて、住まなくなってもお金に変わることで、暮らしを助けてくれる資産になってほしいなと、私は思います。

住宅購入は、勢いと慎重さのバランスが肝要

よく、住宅メーカーの方は「家を買うのと結婚は一緒だ」と言うんですね。どちらも勢いがないとできないということなんですが(笑)。

確かに勢いの側面はありますが、決めてしまう前に熟考することで、いい結果が得られるというのも事実です。

実は今の日本において、60歳以上の方がお持ちの資産のうち半分以上は住宅が占めています。
おミズさんもぜひ、自分にとっての「資産」がどんなものであってほしいか、具体的なイメージを持たれた上で展示場に向かっていただければと思います。

※この記事で掲載されている情報は全て、執筆時における情報を元にご紹介しています。金融商品などの利用や法制度については、必ず取扱金融機関のサイト等で最新の情報をご確認ください。

お知らせ

パーソナリティの一人である大垣尚司さんが代表理事を務める「移住・住みかえ支援機構」(JTI)では、賃貸制度「マイホーム借上げ制度」を運用しています。

住まなくなった皆さまの家をJTIが借り上げて、賃貸として運用。
入居者がいない空室時でも、毎月賃料を受け取ることができます。
また、皆さまの大切な我が家をケアするパートナーとして、入居者トラブルにも責任を持って対応しています。

JTIは非営利の公的機関であり、運営には国の基金が設定されています。

カウンセリングやご相談は無料。資格を持ったスタッフが、皆さまの家についてしっかりとお話をうかがいます。

制度についての詳しい情報は、移住・住みかえ支援機構のサイトをご覧ください。

Share

関連記事

この記事の番組情報


大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ

大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ

土 6:25~6:50

楽しいセカンドライフを送るためのご提案などがたっぷり! 金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司と、フリープロデューサー残間里江子が 大人の目線でお届けします。…

ページTOPへ
// 2022.04.28追加