村上信五くんと経済クン 元都知事・猪瀬直樹さんと「カーボンニュートラル」をお勉強!

村上信五くんと経済クン 元都知事・猪瀬直樹さんと「カーボンニュートラル」をお勉強!

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毎週土曜朝9時~放送している「村上信五くんと経済クン」。
10月24日(土)の放送は、今世界各国が取り組んでいる「カーボンニュートラル」をお勉強!
「カーボンニュートラル革命 3000兆円の巨大マネー その受け皿となる企業に」の著者である、作家で元都知事の猪瀬直樹さんをお招きし、お話を伺いました。

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【この本を書こうと思ったきっかけは?】
気象学・気候学が専門の真鍋淑郎さんがノーベル物理学賞を受賞するなど、世界的に気候変動に注目が集まっている。そんな中、日本人は気候変動にあまりピンと来ていないと感じることが多い。今世界はカーボンニュートラルの方向に向かっていることを日本人にも実感してほしい。
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【カーボンニュートラルとは?】
産業社会だけでなく、世界環境のあらゆるシーンにおいても排出される二酸化炭素を自然界の吸収量とプラスマイナスゼロにするもの。「脱炭素」ともいわれる。
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【カーボンニュートラルが広まったきっかけ】
2015年のパリ協定がきっかけ。ここから世界はガラリと、環境を取り入れた経済活動に舵をきる。今後の世界の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて2度未満に抑えることを目指し、1.5度以下に抑える努力目標を掲げた。この協定を契機に、各国が次々と2050年をめどにカーボンニュートラル宣言を行う。
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【2020年に日本もカーボンニュートラル宣言】
菅前総理が所信表明演説で「わが国は2050年までに温室効果ガス排出を全体としてゼロにする。すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言する」と表明。バイデン大統領の就任前だったのでなんとか恰好がついた。なおかつCOP26が1年延期されたのは日本にとってはよかった。
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【日本の電気自動車の販売台数はヨーロッパにも中国にも抜かれている】
世界のEVを含む車販売トップ20社のベスト10に日本は入っていない。1位はテスラ、上位で目立つのは中国、ドイツ。猪瀬さんもテスラを購入。随時アップロードされるので、日本車がガラケー、テスラはスマホ、という感覚。
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【2005年まで日本の太陽光発電は世界一の生産量と市場を持っていた】
今、再生可能エネルギーでもっとも注目されている太陽光エネルギー。かつて日本は世界一の生産量だったが、今やアメリカやドイツにも抜かれて、世界の動きに逆行している。日本は原発に依存しすぎた。また、風力発電にも出遅れている。しかし、日本も440万ヘクタールの農地の中に営農型太陽光発電の大きなポテンシャルがある。
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「カーボンニュートラル」や「脱炭素」という言葉を聞く機会は増えましたが、あまりきちんと理解できていなかったな…と感じました。そして、日本が遅れているという危機感もまったく持てていなかったなと…。自分に何ができるのか、まだあまりよく分かっていませんが、とにかく興味を持つ、知る、そして考えることから始めていきたいと思いました。
坂口愛美

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村上信五くんと経済クン

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「経済初心者」の村上信五が、ゲストの方に教えを請いながら 「お金」に強くなってゆく番組です。 「お金持ち」しか持っていない情報を イチ早く皆さんに提供できるよ…

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