日本の石炭火力技術が世界を救う?COP26の成果はいかに ~11月15日「おはよう寺ちゃん」

日本の石炭火力技術が世界を救う?COP26の成果はいかに ~11月15日「おはよう寺ちゃん」

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11月15日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、寺島尚正アナウンサーと月曜コメンテーターの経済評論家・上念司氏が、イギリス・スコットランドのグラスゴーで開催されていたCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)について議論した。

日本の石炭火力技術をもっとアピールするべき

10月31日から開催されていたCOP26が11月13日、閉幕した。世界の気温上昇について「1.5℃に抑えるための努力を追求すると決意する」という成果文章を採択した。また、焦点だった石炭火力の扱いについては、議長国イギリスが「温室効果ガス排出削減対策が講じられていない石炭火力の段階的廃止」という表現で合意を目指したが、会議の最終盤にインドが反対し、「廃止」ではなく「削減」という表現に弱まった。

これについて上念氏は「本気でこれやると、人が亡くなるんじゃないかってくらいエネルギー使えなくなるので、現実的なところで妥協して良かったです。ポイントは『温室効果ガス排出削減対策が講じられていない』というところで、じゃあ『対策が講じられている』はいいのか。『いない』ものを『いる』に置き換えなければダメなのですが、それができるのは日本だけなんです」と語り、二酸化炭素の排出量が少ない高効率の石炭火力発電を実現している日本が「もっと声を大にして」言う必要があると、と上念氏は熱弁した。

「日本は古くて効率の悪い石炭火力発電所を減らす一方で、2030年度も電気の19%を石炭火力でまかなうと言われています。COP26の合意文書で『石炭火力の段階的削減』が盛り込まれたことで、日本のエネルギー計画の見直しをどうしていくんでしょうか?」という寺島アナの疑問に対しては「でも日本は90年代から減らしまくって今これなんです」と、日本国内よりも他のもっと二酸化炭素の排出量の多い国の削減に協力する方が効率的だ、という意見を述べた。

また、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんはCOP26の成果文章が採択されたことを受けTwitterで「COP26は終わり。まとめると『ブラ・ブラ・ブラ(英語でくだらないおしゃべりの意味)』」と批判した。

「グレタさんはおそらくアクシズを地球に落とそうとしてると思ってるんですよ。グレタさんはシャアなんじゃないかと最近思ってて」と上念氏は得意のガンダムネタに昇華してこの話題を終えた。

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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