「想定以上に悪かった」実質GDP、年率3.0%減 成長の妨げに「供給制約」 〜11月18日「おはよう寺ちゃん」

「想定以上に悪かった」実質GDP、年率3.0%減 成長の妨げに「供給制約」 〜11月18日「おはよう寺ちゃん」

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今年7~9月期の日本の実質GDP(国内総生産)は、年率換算でマイナス3.0%という結果になった。しかし、ユーロ圏やアメリカでは、プラス成長が続いている。11月18日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)ではこれについて、寺島尚正アナウンサーと、ストラテジストの嶋津洋樹氏が語り合った。

嶋津洋樹氏「コロナと供給制約の両方で、マイナス成長」

嶋津氏はマイナス成長の印象、その要因を次のように分析する。

「『想定以上に悪かった』というのが、マーケットにいる人間の評価だと思います。個人消費の落ち込みもさることながら、やっぱり設備投資が悪かったんですよね。設備投資は相対的に強さを維持するとみんな思っていたんですけれど、そうならなかったことに驚きを持って受け止められたと」(嶋津氏)

一方で、政府支出は増加している。

「たぶん、ワクチン接種の金銭部分があると思うんですけど、それが一部効果を示して、府の支出が経済を押し上げるかたちになっていきました。理由がコロナなのは寂しいところで、本当はもっと他の部分で押し上げてほしいんですけど。それを除くと、全体として苦しい民間の部分を政府が補った点は、前向きに評価できる。とはいえ、思いのほか民間の需要は落ちたという印象ですね」(嶋津氏)

「『設備投資が思いのほか少なかった』とおっしゃいましたが、やはりそれは企業が悲観的だったということなんですか」(寺島アナ)

この質問に対しては、供給制約(需要に対して、人手不足や物流の停滞などの理由から、供給が一時的に追いつかないこと)説が有力とされているが、「もし本当に企業が供給不足の認識を持っているのなら、設備投資はもっと強くなるはずだ、と私は思います。ですので、何度も来るコロナへの慎重な見方があることで、設備投資のリスクを考えていたのではないか」との見解を嶋津氏は示している。

日本ではマイナス成長だった一方、同期間の他地域・他国を見てみると、ユーロ圏では9.1%、アメリカは2.0%のプラス成長だった。

「ヨーロッパではコロナ(デルタ株)も供給制約の影響も相対的に少なかったので、高い成長でした。アメリカは供給制限が一部出て、しかもハリケーンの直撃があり、それが2.0%の結果になりました。日本はコロナも供給制約も両方で、マイナス成長です」(嶋津氏)

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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