寺本莉緒インタビュー「ぶちがんばる、 すべての人へ」

寺本莉緒インタビュー「ぶちがんばる、 すべての人へ」

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文化放送の各番組や協力企業が一体となって受験生を応援する「~キミはひとりじゃない~文化放送 受験生応援キャンペーン」。
今年度のキャンペーンガールは、文化放送『寺本莉緒のぶちカワRadio 』でパーソナリティを務める寺本莉緒さん
「ぶちがんばる、すべての人へ」をテーマに、お話をうかがいました。

 

※こちらは文化放送の月刊フリーマガジン「フクミミ」2021年12月号に掲載されたインタビューです。

目次

  1. マネージャーも驚く『ぶちカワR a d i o 』
  2. 中学受験と入学後の経験を糧に
  3. 受験生にもオススメしたい「妄想力」
  4. この記事の番組情報

マネージャーも驚く『ぶちカワR a d i o 』

─ 10月に『寺本莉緒のぶちカワRadio』がスタートしましたが、これまでの感触はいかがですか?

寺本 とても楽しいです! 普段は方言(広島弁)で喋る機会があまりないんですけど、このラジオだけは自然と方言が出るんです。マネージャーさんも「えっ、こんなに方言で喋れるの! ? 」って驚いています(笑)。それだけリラックスして、楽しく番組に臨めているんだと思います。

─ お悩み相談コーナーの「りおもとクリニック」では、「勉強を始めてもマンガを読んだりして集中できない」という相談に「時間を決めてやるのがいいかも。そもそも集中できないっていうのがちょっと意味がわからない」という趣旨の回答をしていたのが、とても面白くて印象的でした。

寺本 結構ズバズバ言っちゃいました(笑)

─ このあたりのことにも関連するんですが、ご自身ではどんな性格だと捉えていますか?

寺本 性格的にはとてもサバサバしていて、「女の子」というよりは「男の子」寄りの性格ですね。日々の生活でも、やる時間をきちんと決めて取り組むのが好きです。やらなきゃ終わらない。だったらやればいいし、早く終わらせたいなら集中すればいい、という感じで効率を第一に考えます。親の教育が「やるべきことをやれば、あとは自由にしていい」という方針だったのも影響しているのかもしれません。

─ 最近は様々な分野で活躍されていますが、お仕事のために努力していることはありますか?

寺本 寒いのが本当に苦手で、朝起きられなかったりすることがあったので、最近では早寝早起きを心がけるようになりました。休みの日でもなるべく午前中に予定を入れて、午後ゆっくり過ごすようにしています。

─ 早起きするために工夫していることはありますか?

寺本 目覚ましは一回しかかけないようにしています。その一回を逃すと二度と鳴らないし、仕事にも遅刻してしまうというプレッシャーで起きられます(笑)

中学受験と入学後の経験を糧に

─ 受験生応援キャンペーンにはどんな印象を持っていますか?

寺本 私は中学受験で勉強三昧だった時期があったので、同じ立場の受験生の皆さんを応援できるのはとても嬉しいです。あと、大学受験のときは学業と芸能活動の両方に取り組んでいたので、例えば部活に励みながら受験をがんばっている方の気持ちにも寄り添えたらいいなと思います。

─ 中学受験で入学した学校は、広島県でも有数の進学校ですが、受験勉強も大変だったのではないでしょうか?

寺本 中学受験を本格的にやろうと決意したのが受験の1 年前で、一般的には遅い時期でした。ただ、「この学校に行きたい」という目標が明確だったので、スケジュールを立てて過去問に取り組んだり、模試で「ここでA 判定が取れなかったら諦めよう」と課題を設定したり、自分を追い込んでいきました。

─ 目覚ましと同じプレッシャーのかけ方ですね。

寺本 はい(笑)

─ 中学入学後はどんな学校生活でしたか?

寺本 私はもともと語学が好きで、その学校も英語に力を入れていると評判だったので、「この学校に入れば道が開けそう」と感じて受験したのですが、入学後は大変でした。まず校長先生が外国の方で、入学式の式辞から全部英語なんです。生徒は帰国子女やインターナショナルスクールに通っていた人が多く、ほとんどの教科で英語を使うので、“完全アウェー”状態でした(笑)。でも、こういう性格なので「負けてられない」という気持ちで、日々の単語テストからがんばりました。単語テストも最初は「なんでこんなことをやらなきゃいけないんだろう…」と思っていたんですけど、結果的にすごく役に立って、英語の成績も向上しました。
中学3 年のときに上京したので卒業を待たずに転校することになったのですが、先生と同級生が教室でお別れパーティーを開いてくれました。「東京に行っても忘れないでね」というメッセージを黒板に書いてくれて、絶対にこの人たちのことを忘れたくないと思いました。その思い出が今でも自分の原動力になっています。

受験生にもオススメしたい「妄想力」

─ その後、大学受験でも合格を手にされるわけですが、その経験をふまえて、いま受験勉強をがんばっている人に何か参考になることがあれば教えてください。

寺本 思い描くこと、でしょうか。例えば、大学生になった自分を想像してみると、未来に向けてがんばる力が湧いてくるような気がします。私、口では「緊張するー!」とか言いますけど、実はオーディションでも緊張したことがないんです。それはなぜかというと、オーディションの前に、その役になって現場にいる自分を想像しまくるんです。想像というより妄想のレベルですね(笑)。だから、オーディションで監督さんやスタッフさんに初めてお会いするときでも「もうお会いしましたよね」という感じで、緊張しないんです(笑)

─ 徹底したイメージトレーニングですね。

寺本 そうですね。あとは、高校時代は電車を使わずに1 時間ぐらいかけて歩いて通学するのも好きでした。歩きながらイメトレをしたり、勉強のことを考えたり。じっとしているより、歩いているほうが集中しやすい気がするんです。歩きながら授業の音声を聴き返して、「そういうことか!」と理解が深まったこともありました。今でも仕事で大事なことがある前日は、歩いていることが多いですね。

─ 最後に、受験生の皆さんにメッセージをお願いします。

寺本 人生で一度しかない経験ですし、逆に一度しかないチャンスなので、そのチャンスを逃さないように、いま自分にできることを全力でがんばってください。応援しています!

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