子宮頸がんを防ぐHPVワクチン積極的な勧奨の再開へ。我々が知っておくべきことは~11月17日「おはよう寺ちゃん」

子宮頸がんを防ぐHPVワクチン積極的な勧奨の再開へ。我々が知っておくべきことは~11月17日「おはよう寺ちゃん」

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子宮頸がんを防ぐHPVワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)について厚労省が15日に積極的な勧奨が中止された間に機会を逃した女性が無料接種できるようにする方針を固めた――。11月17日放送の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、寺島尚正アナウンサーと、水曜コメンテーターのドイツ在住 医師・ジャーナリスト村中璃子氏が、子宮頸がんワクチンについて語り合う場面があった。

積極的な勧奨が中止された8年の間に機会を逃した女性のワクチン接種による効果は?

2013年6月から差し控えられていたHPVワクチンの積極的勧奨が来年には再開する。村中氏は、2018年に、著書『10万個の子宮――あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか』を出版するなど、子宮頸がんワクチンの諸問題に関心の強いジャーナリストの一人だ。村中氏は次のように安堵の息をこぼした。

「やっとという思いがすごく強い。色々な紆余曲折を経たが、私が主張していたHPVが非常に安全で効果の高いワクチンだということが、日本政府も決断する形で認められたと思う」(村中氏)

「積極的な勧奨の中止によって個別の案内が届かず、小学6年生から高校1年生の間、無料で摂取できると知らないまま対象年齢を過ぎた女性が数百万人規模にのぼる。積極的な勧奨が中止された間に機会を逃した女性が無料で摂取できるようにするという方針は、十分なんでしょうか?」(寺島アナ)

「やらないよりはやった方がいい。HPVワクチンは一度感染したヒトパピローマウイルスを排除する効果がない。このウイルスは性交渉を通じてうつるので、性経験を持つ前に打つことで非常に効果が高い。12歳、13歳で打つ権利があった人が20歳で打っても全然効果が違う。無料で打てても全く取り返しがつかない。同じ効果は得られない。(当時、無料接種の対象年齢だった人が)この8年の間にセクシャルデビューを果たした人が多いと考えると、8年経って打った人は高校1年生なら23~24歳になっている。無料で打てるからと打っても効果が違うことに対してどう償っていくのかはまた議論していく必要がある」(村中氏)

「打たないよりは打った方がいいんですか?」と再度尋ねた寺島アナに、村中氏は次のように主張する。

「日本では、HPVワクチンのうち、がん化しやすい2種類のウイルスに対してのみ感染を防ぐ2価ワクチンが多く使われている。今、日本で使われているワクチンでは60%程しか理論値で子宮頸がんを防げない。世界でスタンダードに使われている9価を使うと95%程防げる。9価は自費での接種になるので1本3万円以上する。3回打つ必要があるので10万円。早く9価ワクチンを無料接種できるようにしてほしい」(村中氏)

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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