18歳以下10万円相当給付について、いち早く「全部現金支給」と表明した群馬県太田市の清水聖義市長が生出演!

18歳以下10万円相当給付について、いち早く「全部現金支給」と表明した群馬県太田市の清水聖義市長が生出演!

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松野官房長官は今月7日、2021年度補正予算案に盛り込まれた
18歳以下への10万円相当の現金とクーポンの給付について、
「全額現金で支給することも可能だ」との見解を示した。

この松野官房長官の発言より4日前の今月3日、
群馬県太田市の清水聖義市長はTwitterで
「全部現金で配るとしよう!!と決めた。担当にも伝えた」と投稿、
全国に波紋が広がった。

8日、渦中の清水市長が電話で生出演、その思いを生激白した。

今回、全額を現金で支給すると決めるに至った経緯について、清水市長は
「昼間、喫茶店によく行くのだが、たまたまその店でお茶をしていた
子を持つ母親たちに今回の給付について話を聞いてみた。
するとほぼ全員が『クーポン券じゃダメ。現金で支給して欲しい』と
本心を教えてくれた。

そこで市役所に戻り、担当のこども課の職員に
『全額現金給付にしようか』と聞いてみたところ、全員が賛成してくれ、
それでTwitterに投稿した」と説明。

また記者会見でなくTwitterで投稿した理由については、
「記者会見は開く日時が決まっているため、タイミングが合わなかったので
Twitterでの投稿となった」とした上で、
「実はもう一つ理由があって・・・国会が始まるので、
こういう発言はタイムリーだなと思った。
そして小さな一自治体の意思表示として、
ここでこういう発言をしておいた方がいいだろうという考えがあった」と明かした。

またTwitterによる情報の拡散の早さについて清水市長は、
「すぐに反応があり、いつもなら多い時で50から100くらいしか
『いいね』がつかないのだが、この発言に対しては
1万8000もの『いいね』がついた。本当に驚いた。
これは全額現金給付の方がいいと思ってる人が多いからだと思う」と述べ、
「官房長官の“全額現金での給付も可能だ”という発言を聞いて
給付に関する縛りが政府からはないのだと感じた。
コロナ禍で家計が大変な家庭は多いので、今回の給付自体には賛成だが
どうすればもっと国民が喜ぶかを考えた給付方法にすべきだと思う」と
国民目線での給付を訴えた。

ここでリスナーから届いた
「給付金の配布時期はいつ頃になるのか、教えていただければ助かります」という
メールに対して清水市長は、
「暮れまでには配りたい」とした上で
「今のところ国からは2回に分けて給付金が届くようになっているが、
これを1回にまとめるようにしてもらえるとありがたい。
具体的には暮れまでに給付金を全額こちらに手渡してもらえれば、
1回の振り込みで終えることができ、振込手数料が安く済む。
太田市の場合、振込手数料はおよそ220万円。
全国全ての市区町村での振込手数料の総額は
おそらく40億円もかからないのではないか。
ところが国の試算ではクーポン配布だけで967億円かかると言う。
それは本当にもったいない」と述べた。

今後、清水市長のような考え方の首長が増えてくるのではないか、
という指摘に対しては、
「おそらく増えるだろう。実は今日、前橋市の市長から電話があり
『一致団結し、群馬県全体で現金給付にしよう』と言ってきた」と述べた。

また来年3月にクーポン支給を予定している政府の方針に対して清水市長は、
「来年3月というのは、ちょうど3回目のワクチン接種のピークが始まる頃。
しかもその時期は転出、転入の手続きで例年大忙しとなる。
つまり来年3月は全ての地方自治体が大変忙しくなる時期。
その時期にクーポン準備をして配れというのは酷な話だ。
そういうことを国は考えているのかどうか」と不満を示し、
「年度末は地方自治体にとってものすごく忙しい時期。
国はそうじゃないのかもしれないけど」と皮肉った。

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