中元日芽香「私の場合は一人の時間を作る」ストレス解消についてたっぷり語る~12月27日『中元日芽香の「な」』

中元日芽香「私の場合は一人の時間を作る」ストレス解消についてたっぷり語る~12月27日『中元日芽香の「な」』

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『中元日芽香の「な」』が、12月27日(月)午前7時に更新され、「ラジオ座談会」として、制作の上野氏と構成の大村氏とともに、ラジオでの悩み相談や中元日芽香の「な」について語った。

ラジオの歴史が始まったころから存在する悩み相談。ラジオで悩み相談をする意義や難しさをスタッフと共に座談会形式で話していく試みだ。制作の上野氏と放送作家の大村氏が座談会に参加した。両氏は2013年の4月にスタートした『乃木坂46の「の」』から数えて中元との付き合いは8年になるという。

悩み相談をラジオで行う強みとは・・・

上野いわく、「ラジオの良さは2つある。悩み相談をするときに音声だけというところが1つのポイント。音声のみで伝えられる情報は少ないが、逆に映像がなくて音声だけだから伝わることや、音声だからこそ相談しやすい部分がある。もう1点はラジオ番組は双方向でやり取りすることに慣れているパーソナリティが多い中で悩み相談はお互いに意見を言い合いながらという部分がある。そこがいいところ」だという。

大村いわく、「雑誌や新聞でも悩み相談はやっている。それと違う点は書いてある悩みにパーソナリティがQを投げかけられることがとても大きい。聞くことで悩み相談が立体的になり、ゴールとは言えないがリスナーが自分で気が付くポイントにたどり着けるかもしれない。声のトーンでわかることもある。文章が得意な人もいれば、苦手な人もいる。苦手な人でも電話をつないだらよく喋る方ということがある。悩みと一緒に声から本人のキャラクターがわかることで悩み相談に多角的に取り組める。これがラジオの強みだと思う」

2人の話を聞いて中元は、「たしかにカウンセリングもあるけど、ラジオの悩み相談というと、パーソナリティが普段こんな声で喋るとかこういう人柄というのがわかるぶん、相談することのハードルが高くないのかもしれない」とのことだ。

あと、私が思うのはと中元は続けて、

「人生は1回しか経験できない。でも、番組の中で皆さんのお悩みを共有してもらうことで、社会人の方、OLの方、高専生の方と、立場や環境が違う方の悩みを知識として得られるのもこの番組ならでは」と、リスナーが話す悩みが自身の糧になっていると話した。

上野は番組を始めるときに共有するとかシェアするというキーワードが大事だと思っていたという。それは何故か。

「今までも電話をつないだ方にはいろいろな立場があった。悩みの先は違うが、よくよく聞くと実は根っこは同じ悩みなのではないかと思う部分も自分が聞いているとあった。それにリスナーの人にも気が付いてもらって、今自分たちは悩んでいるけれども、ほかの人も悩んでいることなんだ。それでこういう悩みってあるよねとわかると、自分だけの悩みからみんなの悩みになると、心が少し軽くなるのかなというところで、共有できればと番組として考えている」と話す。

では、逆にラジオですくい切れていない部分はあるのか。中元に問われた大村は、「ありますね」と首肯した。

「今の上野の話をひっくり返すようなことになるが、最大公約数的な方にラジオに出てもらって、こんな悩みを抱えている人がいるんだよとすることはとても大事。一方で、(それを聴いて)あぁやっぱりこんなことで悩んでるの私だけなんだと思う人も必ずいる。ラジオはその人たちを掬い取ることが中々できていないんじゃないかと。同じような悩みを持っている人に代表して出てもらおうという部分がある。自分でいうと、高校時代に悩みがないことが悩みだった。そういう人はこちらも電話をつなごうとはならない。でも、その人は孤独を感じてしまうのではないか。今思うと、何なんだその悩みはと思うが、そんな孤独を感じる人を掬い取れているのかという不安は常々持っている」

上野は同調して、

「掬いきれてないなというのは、思い込みかもしれないが番組を作ろうと思うと、起承転結を付けてゴールがあって解決策を見つけてというのを提示しないといけないのではと思ってやる。すると、結局ゴールありきの話になっていたり、リスナーの話を聞けていなかったり、落とし込みに行ったりする。そういう部分はうまくやらないといけないというのは自戒を込めてある」とした。

中元は電話での悩み相談に対して、以下のように感じているという。

「本来カウンセリングは50分とか60分時間を取ってやるものなので、悩み相談はカウンセリングと比べるとちょっとお話してスッキリできたなぁというもの。でも、一般的にラジオ番組でお話するとなったら、送ってもらったお便りにアンサーをする形になる。それよりも電話で直接キャッチボールができている部分で、ほかのラジオより深いところに行けていたらと思いつつ、普段60分やっているので10分ちょっとで大丈夫だったかと不安になるところはある。それでもカウンセリングは全く縁がない人生だったという方がこの番組を聴いて、ちょっと興味を持ったと足を運んでもらったり、理解が深まったと言ってもらえたりすると、それだけでも意義がある」

ラジオのスタッフからすると、今までのラジオにはないという中元の丁寧さ。1個1個きちんと反芻していくやり方はスタッフからしても目から鱗だったという。スタッフからすると十分すぎる程に丁寧な中元の悩み相談も、中元自身には足りていないのではと不安になるものだったのが衝撃的だったようだ。

中元も「今回、スタッフさんとお話して初めてずれが分かった」と評した。

他にも、ポッドキャストだからできること、中元日芽香の「な」をどんな『場所』にしていきたいかなど、興味深い話が次々飛び出した。普段よりも長く、たっぷり30分の配信となったが、今回の座談会必聴である。

『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
「過去の配信分もこちらから聴けます」

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この記事の番組情報


中元日芽香の「な」

中元日芽香の「な」

毎週月曜 7:00 更新

この番組は、心理カウンセラーである中元日芽香が、リスナーの皆さんの日頃の悩みをお聞きしながら、その悩みに寄り添って「会話」をしていくPodcastプログラムで…

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