金融緩和は悪なのか マイナス金利適用で「銀行VS日銀」攻防戦 ~1月18日「おはよう寺ちゃん」

金融緩和は悪なのか マイナス金利適用で「銀行VS日銀」攻防戦 ~1月18日「おはよう寺ちゃん」

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三菱UFJ銀行が日本銀行に預けている当座預金の一部に、マイナス金利が適用されることになった。1月18日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)ではこれに関して、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と寺島尚正アナウンサーが意見を交わした。

マイナス金利やめると「経済損失は数兆円」

2016年の制度導入当時を除き、マイナス金利が大手銀行に導入されるのはほぼ6年ぶりとなる。銀行業績への直接の影響を和らげるために適用範囲は絞られてはいるが、超低金利環境の長期化で行き場を失ったお金が預金に積み上がり、コロナ禍で支給された給付金などが拍車をかけることになった。マイナス金利が続けば、手数料の徴収など、預金者が負担を迫られる可能性があるという。

「日本経済新聞がやっている『円安は悪いキャンペーン』と同じ、『金融緩和はいかんキャンペーン』の一環ですね。(手数料が上がるといった)国民を煽るような表記を交えながら、『ともかくマイナス金利はいかん。金融緩和政策は早く手仕舞いするのであーる』ということを言いたい記事ですね」(田中氏)

日銀が発表した統計によると、去年11月の大手銀行のマイナス金利の適用残高は2730億円。この政策は、銀行が日銀に預けている当座預金の一部にマイナス0.1%の金利を課すことで、資金を投資・融資に振り向けさせたり、為替相場での円高を抑えたりするなどを狙いとしている。

「三菱UFJ銀行が日銀に支払う金利は、年間数億円になる公算が大きいとしています」(寺島アナ)

「三菱UFJ銀行の純利益は、数千億とか1兆円近いくらいなんですよ。それで数億円の負担を『大変ですね。すごいですね』と言って結論ありきな記事が、日本経済新聞を中心に出てきますよね。つまり金融緩和政策をやめさせたい圧力がずっと銀行関係者からあるわけですよ。でもですね、三菱UFJ銀行は結構しっかりやっているほうだと思うんですが、銀行がちゃんとリスクをとって貸し出しを積極的にやらないからであると。30年、40年前から『土地がなきゃお金貸さない』みたいなことをやっている銀行ばっかりですからね。年間たかだか数億でブツブツ言って日銀に圧力かけると。年間数億円のためにマイナス金利という金融緩和政策をやめることで失われる、我々の経済の損失は数兆円ですからね」(田中氏)

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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// 2022.04.28追加