森功氏、”安倍晋三氏と菅義偉氏の連携“を推測 1月28日「くにまるジャパン極」

森功氏、”安倍晋三氏と菅義偉氏の連携“を推測 1月28日「くにまるジャパン極」

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1月28日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)にノンフィクションライターの森功氏が出演。総理大臣を務めた安倍晋三氏と菅義偉氏の二人が今、手を組んで巻き返しを計っていると話した。一体、どういうことなのか?

野村邦丸アナ「岸田政権が発足して100日を優に超えました。岸田氏は人気があるわけじゃないけど、支持率はそれほど落ちない。これをどうご覧になってますか?」

「菅政権の時と全く逆のパターンですよね。菅氏の時は、政権発足当初は支持率が7割くらいあって、100日過ぎた後からどんどん落ちていって、最終的には辞めることになった。岸田氏の場合は4割前後くらいからのスタートで、コロナも蔓延してなかったというのもあって、きついこと言わないけど、まあそれなりに安定して良いんじゃないの?という感じでむしろ上がってきてましたよね。ここにきて、少し下がってますが。玄人目で見ると、意外にも岸田政権長続きするんじゃないの?という人が多いですよね」

こうした中で、今、安倍晋三氏が焦ってきていると森氏は話す。

「安倍氏は岸田政権を作った立役者の一人。安倍氏としては、キングメーカーとして岸田政権をコントロールしていこうという意志があったと思うんですね。組閣や党人事に口出ししてきたんですけど、岸田氏は安倍氏の言うことを聞かなかったんですよね。安倍氏自身はもっと思い通りになるはずだと思っていたのに、意外に思い通りにならない。このままだと参院選も勝つだろうというようなこともあり、岸田長期政権になってくると自分の影が薄くなってくる。かなり焦ってると思うんですよね」

焦る安倍氏は、菅義偉氏との連携を始めていると森氏は話す。

「安倍氏、菅氏の連携が始まってるんです」

邦丸「一時期、二人は離れたって言われてましたよね」

「安倍氏としては、菅氏を取り込みなんとかしたいという思いが見え隠れしてるわけです。菅氏自身は一時期総理を投げだしたような恰好になったでしょ。その後、奥様から”政界引退したらどうなの?”というようなことを言われたらしいんです。それぐらい意気消沈してたけど、選挙に出たら圧勝した。さらに、菅氏が育ててきた維新の会が躍進した。政局のポイントの1つである維新の会が使えるわけですよね」

邦丸「ということは、菅氏も着々と復権を狙ってる。一方、安倍氏も焦りを感じてきているところで、一時期溝が出来ていたと言われる菅氏との間を修復する。このまま岸田氏がいい気になっていたら、お互いに俺たちは黙ってないぞ!ということを見せたいのですね?」

「そうです。それで菅氏は多分、二階派を取り込んで派閥を作ろうとしてるんです。それに対し、安倍氏も”いいんじゃない”と言っている。もう連携していると見ていいんじゃないですかね」

邦丸「やっぱり出てくるのが、永田町、魑魅魍魎」

「まあ権力闘争ですよね。相変わらずやってます」

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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