大谷昭宏、行政のコロナ対応を嘆く「できることはいっぱいあったはず」

大谷昭宏、行政のコロナ対応を嘆く「できることはいっぱいあったはず」

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新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。全国の新規感染者の数は1月30日までで、5日連続で7万人を超えている。
1月31日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)では、野村邦丸アナとジャーナリストの大谷昭宏​氏が、コロナの感染拡大が手に負えなくなってきている状況を嘆いた。

野村邦丸アナ「東京都としては、50歳未満、基礎疾患がない軽症と無症状の方にはご自身で健康観察を行ってもらう対応に切り替えています。体調が悪化した時は、自宅療養サポートセンターに連絡する。一方、50歳以上の方あるいは重症化リスクの高い自宅療養者の方は保健所や都のフォローアップセンターが健康観察を行うということ。今後1日の新規感染者の数が2万人が10日間続いた場合、自宅療養者はおよそ19万人にも上るそうです。明らかに第6波は第5波の時とは、対応も大きく違いますね」

大谷「はっきり言って手に負えなくなっている。残念ながら、大阪、兵庫は死者の数が連日多くなってきています。朝日新聞によると、高齢者が入院されると強烈な肺炎を併発している。若い方から高齢者にうつって非常に深刻な事態になってます。はたしてこのままの医療体制で良いのだろうか?まん延防止等重点措置だけで良いのだろうか?という状況になってきている」

邦丸「自宅療養者である程度、症状のある方が飲む”飲み薬”。これがどれくらい普及できるのかという問題もありますね」

大谷「飲み薬は、感染から3日以内でないとあまり効果がないと言われている。自宅療養の方にどれだけ迅速に届けられるかということからすると、結果的に自宅療養者の方々の容態が悪化してしまう可能性も考えられます。今言っても仕方がない話ではありますが、ワクチン担当大臣はどういうつもりでこの経緯を眺めていたのだろうという恨みごとの一つも言いたくなる状況だと思うんですね」

邦丸「抗原検査キット、数軒ドラッグストアをチェックしましたが、ありませんでした。濃厚接触者の方はどうするんだ?ということになる」

大谷「いろんな報道があるんですけど、メーカーの側には在庫としてあるんです。ただ流通自体がこれを予想してなかった。岸田総理がメーカーに増産体制に入ってくれと言ってますが”いや在庫はありますから”と。そういう意味では、行政機関はやりようによってはできることはあったんじゃないか。なんでこういうことになったのだろうかということからすると、我々の持ってるシステムが完全に機能停止しているということを直視していかなきゃいけないと思いますね」

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。大谷昭宏氏は月曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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