ウクライナ政府が義勇兵を募集 志願した日本人70人の思いは……

ウクライナ政府が義勇兵を募集 志願した日本人70人の思いは……

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ウクライナ政府がロシアと戦う義勇兵を募集している。3月2日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)ではこの話題について、水曜コメンテーターで筑波大学システム情報系准教授の掛谷英紀氏と、寺島尚正アナウンサーが議論を展開した。

戦う意思を持っているから、世界が応援する

日々激しさを増すロシア軍のウクライナ侵攻。在日ウクライナ大使館の関係者は、3月1日時点で70人の日本人が「義勇軍」に志願していることを明らかにした。全員が男性で元自衛官が多く「ウクライナの若い人が亡くなるぐらいなら自分が戦う」などと理由を語っているという。

日本政府はウクライナ全土の危険情報を最高度のレベル4に設定、林芳正外務大臣は会見で「在日ウクライナ大使館がそうした義勇兵の呼びかけをしていることは承知しているが、目的の如何を問わずウクライナへの渡航はやめていただきたい」と強調している。

在日ウクライナ大使館も、そうした志願者に対して実際に義勇兵として派遣するか否かは日本政府と調整のうえ決めるとしていて、人道支援などを担う可能性もあるという。これについて、掛谷氏は次のように分析する。

「今回アメリカなどのメディアを見ていると、なぜウクライナを応援するか。ウクライナの人たちがあれだけ一生懸命に戦っているので、だから応援しなくてはいけない、ということなんですね。日本で同じことが起きた時に、この今回志願している70人の方々は戦うと思うのですが、予備役の数を見るとロシアは200万人、ウクライナ90万人に比べて、日本は4万人しかいないのです。なので日本が同じ様な状況、たとえば中国から攻められた時に日本はウクライナと同じように戦えなかったとすると、世界も支援しないですよね。なので我々は今、ウクライナのことを考えるのはもちろん大事なのですが、同じことが日本で起きたらどうなるかということも考えないといけないですね」

「なるほど。ウクライナは今、戦う意思を国民が持っているからなんですね」と寺島アナは感心したように漏らすと「もし日本人が憲法九条を持ち出して自ら戦わないようなら、ウクライナのように世界の国々は助けてくれないでしょうね」と警鐘を発した。

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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