「音」はシンセサイズではなくアナライズ『川口技研presents~久保純子 My Sweet Home』

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文化放送で毎週日曜あさ9時から放送中の『川口技研presents~久保純子 My Sweet Home』。日曜日の朝、それぞれの家庭・家族の優しさを実感できるような温もりある番組です。毎週ゲストの方にお越しいただいて様々なお話を伺うとともに、聴いていて爽やかな気分になれる音楽をお届けする30分です。パーソナリティはフリーアナウンサーの久保純子さんです。

3月21日の放送では「久保純子。ニューヨークでも友達100人出来ました!!」と題し、久保さんがニューヨークで出会った友達をMy Sweet Home のリスナーの皆様にご紹介する企画をお送りしました。ニューヨークをホームグラウンドにして活躍する方達の中から今回は、ブロードウェイでミュージカルのお仕事をされているエレクトロニックミュージックデザイナー、ヒロ・イイダさんにご登場いただきました。本名は、イイダヒロフミさんとおっしゃるそうですが、アメリカでは「ヒロフミ」という発音が言いづらいので、「ヒロ」にされたそうです。

「エレクトロニックミュージックデザイナー」とは、どういうお仕事なのか伺いました。簡単に言うと、ブロードウェイのミュージカルの音楽であるオーケストラのキーボードのサウンドを作るポジションだそうです。オーケストラの音や効果音は、ここ十年程でかなりハイテク化されており、システムを組むこと、音を作ること、演奏者に指導すること、ショーの間はバランス良く毎日同じクオリティでお客さんに伝えられることを確認する、それを監督するという段階でお仕事を進められているそうです。日本ではまず聞かない「エレクトロニックミュージックデザイナー」、このお仕事をされているのは、ヒロさんが知っている限りでは、世界中で5〜6人だと言います。

ヒロさんがこれまでに手掛けた作品について伺いました。最初に手掛けたのは「スパイダーマン」で、毎年、新作だけで2〜3本の作品に携わっていらっしゃるそうです。ショーが完成するまでは毎日、劇場に行ってチェックするというヒロさん。完成してしまえば手が離れるそうですが、時々顔を出しては、同じようにバランスの取れた音で演奏しているかどうかを確認しているそうです。依頼は、オーケストラの人達を集めるミュージックコントラクターの人や作曲家、アレンジャーや音楽監督から、お話が来るのだとか。だいたい作品が発表される2年程前から声が掛かるので、今はだいぶ先の「2023年の1月、東京に来て」「2024年の夏、空けておいて」といったオファーが来ているそうです。

アレンジャーや作曲家は、楽譜上でこういう音が欲しいとリクエストはしてくるけれども、技術的にどう解決するかというところまでは示さないので、彼らの理想としている音を現実化するのが自分の仕事だと、ヒロさんは言います。ヒロさんが使用しているメインの楽器「シンセサイザー」とは、対語が「アナライザー」。合成する「シンセサイズ」と、分析する「アナライズ」。音をシンセサイズするには、音をアナライズできていないとできないとヒロさんは言います。普段の訓練は、音を合成する訓練ではなく、音を分析するという訓練をしているそうで、街を歩いていても、街の音を聞いても、音楽を聴いても、人の音を聞いても、これはどういう音なのだろう? どうやってこの音をつくるのだろう? と分析をされており、ヒロさんは電車に乗っていても、何をしていても分析モードだと、語ってくださいました。

次週もヒロ・イイダさんにお話を伺います。

川口技研のHPはこちらから
https://www.kawaguchigiken.co.jp/

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川口技研 Presents 久保純子 My Sweet Home

川口技研 Presents 久保純子 My Sweet Home

日 9:00〜9:30

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