「なぜあんな些末な話をするのか?」伊藤惇夫がウクライナ問題のウラで進む憲法改正・防衛費増額・緊急事態条項…数々の問題を斬る!

「なぜあんな些末な話をするのか?」伊藤惇夫がウクライナ問題のウラで進む憲法改正・防衛費増額・緊急事態条項…数々の問題を斬る!

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5月13日の「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)のお客様は政治ジャーナリストの伊藤惇夫さん。ウクライナ問題を皮切りに、日本の政界で起きている諸問題についてお話しいただきました。

大竹まこと「まず今日はどんなことをお話ししますか?」

伊藤惇夫「冒頭でどうしても触れておきたいのはウクライナの問題です。今から10年以上前に東日本大震災ありました。あの直後、今はもう亡くなった当時90歳過ぎの母親と話をしまして、「大変だったね」って聞いたら「東京大空襲に比べれば全然平気だよ」って言うんですね。東京大空襲は1944年から45年に、爆撃を都合106回やられてるんですね。特にひどかったのは45年3月10日の大空襲。1日だけで百万人の被災者が出ています。でも今の日本はもう9割以上の人が戦争を知らないんですよ。戦争を知らない人間が戦争を語るというのは、やっぱり絵空事になってしまうと思います。ですから連日報道することは当然必要だと思いますが、戦争を知らないがために、ウクライナの悲惨な状況やロシア軍の残虐な行為を、どこか観客席から眺めてる我々がいるんじゃないかという気がして仕方がないんです。そうではなく自分たちが今何をできるのか、何をしなければいけないのかということを、報道レベルでも伝えてもらいたいと思います。」

大竹「テレビのニュースを見ても、地図を示してこっちから攻めてくるとか、戦況がどうなっているとか、他国で起こったことを消費している感じもしますね。」

室井佑月「今の自分の活動に結びつけちゃったりしてね。」

伊藤「そうそう、今国内で起きている動きっていうのは、ウクライナのドサクサ紛れに何かやっちまおうとしているんじゃないかと言う感じがします。例えば憲法改正を進めるとか、あるいは防衛費を2倍のGDP比2%ぐらいにしようとか…。」

大竹「核共有論も出てますね。」

室井「打ち出の小槌なんかあるわけないのにね。」

伊藤「例えば憲法改正は国の形を変えるという話ですよね。こういうことは冷静に積み上げた議論の中で結論を導かなければいけないのに「こういう状況だから、それ行け!」みたいな動きが活発化しているのが気になります。自民党が4項目の改憲案実現に意欲を見せていますけど、全部バッテンです。例えば九条に関しても自衛隊の存在を明記するって言うだけでしょ。戦争放棄だとか交戦権の放棄だとかはそのまま残るわけですよ。名前だけ憲法に明記して何が変わるんですか?ってことです。緊急事態条項についても、議論は分かれるんですけど国民保護法だとか従来の法律で対応できるという人もたくさんいます。ところが、こういう状況だからということで改正すべきだという意見が出ています。」

室井「怖いですよ、選挙もしないで。」

伊藤「衆議院議員の任期延長の話については、参議院は?って思います。あと参議院の合区をやめるっていう話は自民党だけのご都合です。それを言うのなら、むしろ衆議院と参議院の役割分担をきちんと見直して、民政の在り方そのものを憲法改正の中に織り込むんだったらいいですよ。あんな些末な話を、初めての憲法改正に持ち込んでくるっていうのは、僕はよく分かりません。」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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