黒人女性初のアメリカ大統領報道官誕生に大竹、日本との差を痛感「日本だけ停滞していく、遅れていく原因になってるような気がしてしょうがない」

黒人女性初のアメリカ大統領報道官誕生に大竹、日本との差を痛感「日本だけ停滞していく、遅れていく原因になってるような気がしてしょうがない」

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5月18日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)にて黒人女性初のアメリカ大統領報道官が誕生したニュースを受けて、昨年の日本でのLGBT法案不成立について改めて取り上げ、日本とアメリカの違いを語った。

今回は、大竹自身が昨日の夕刊からニュースを取り上げて欲しいとの声が上がった。新しいアメリカのホワイトハウスの報道官の方のニュース。黒人女性として、また同性愛者を公言する性的少数者(LGBTQなど)として初めて報道官に就任するジャンピエール氏は「私は黒人で、同性愛者で、移民の女性だ。何世代にもわたって壁を乗り越えてきた人たちがいなければ、私はここにいなかった。この3つのどれもこの地位につくのは初めてになるということを十分に認識している」と述べ、人種差別と闘い、マイノリティーの権利拡大に尽力した先人への感謝を表明した。このニュースに対し大竹は、

「すごいねアメリカは。いろんなことで先走ったり、いろんなことしてるけど、この辺のことはもう足元にも及ばない感じ。黒人の方で、同性愛者で、しかも移民の女性が今度の報道報道官に就任した。この前に報道官をやってる人は、なんかサキちゃん(ジェン・サキ氏)とか言って白人の女性の方だったけど、なんか定職は決まったのかどうか知らないけど、パッて辞めちゃった、これが許されるのもすごいなと思う」

振り返って日本ではどうなっているのだろうか。昨年5月末頃の議論を取り上げた東京新聞の記事を振り返った。自民に大幅譲歩したのに自民が潰すLGBT法案という記事だ。超党派で合意したLGBTなど、性的少数者の課題に関する「理解増進法案」は、自民党内で「差別は許されない」との表現への了承が得られず、今国会への提出が見送られることになった。他には、職務や学校など性的少数の差別解消に実行性を持たせるための具体策盛り込まれず。準備段階の法案だったが、自民党の保守派の一部議員が頑なで、あくまでスタート地点さえ遠のいた。

「理解増進法案ね。LGBTなどの性的少数者の課題に関する法案なんだけど、それに差別は許されないっていう表現が入ってるんで、これちょっとまずいんじゃないのみたいなことで法にならなかった。なんかこう女性に賛成権が与えられてから何十年たってるんだと。こういうところを見るとなんかこの国のいろんなことに対する理解の遅れ方があれだよね。誰にでも、権利があって誰にでも立候補する権利もあるし、言論の自由の表現の自由もあるけれども、最大与党がこれを通していかないというふうに傾いている。それだけこういう職務についてる人たちが、そういう考えを持ってないというか、性的なお考えじゃないってことLGBTの中に入ってないってことなんですかね?まあ、入っていようと入っていないとこういうことに関する理解の問題。こういうアメリカの状況を見ると、日本という国は民主主義を持った国がどういうふうにこれからやっていこうとしているのか、国会議員の人も、有権者もちょっと真剣に考えるいい機会かもしれない。今なんか給料も全然上がっていかないじゃない?こういうことも、日本だけ停滞していく、遅れていく原因になってるような気がしてしょうがない。なんか全部が遅れるというか、既得権益が大きな力を持っちゃって、産業もそうだし内閣の人事もそうだし、全部そういうことにつながってる気がするよね。」と、大竹はアメリカと日本のLGBTに対する違いは経済の違いにも表れていると語った。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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