未完成だからこそ…?推しが尊い!!

未完成だからこそ…?推しが尊い!!

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ノンフィクションライターの石戸諭と、女装パフォーマーのブルボンヌを迎えた5月27日放送「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」。本日は「推しが尊い」について取り上げた。

「きょうのクリエイティ部」では、「推しが尊い」について取り上げた。

「推し」というのはアイドルや漫画、アニメキャラクターの中で、自分の一番のお気に入りの存在を指す言葉のこと。

Z世代の96.3%に「推し」がいるという統計結果もあるほど、「推し」という言葉は身近なものになっているという。

石戸「社会学者の周東美材さんという方が新潮社から『未熟さの系譜』という本を出版して。」

石戸「宝塚とか、ジャニーズとか含めて、日本のアイドル文化に繋がるところでもあるんですけど、テレビ文化とかメディア文化とかって近代以降全部、“未熟さが好き”というところにあって。そこから考えると“推し”も未熟さが好きで、自分が育てていくという感覚になるんじゃないですかね。」

西川「“売れる前に自分が見つけたい!”といった感覚も入っている気がしますよね。」

ブルボンヌ「私は、女性アイドルを育てる気持ちもあって応援してるんだけど、最近の“推し”って単語は貢ぎ込むからこそ言える気がするから、ずっと女性アイドルのファンだし、見守っているけど、“私なんかが使っていい言葉なのかな”って思っちゃう。」

番組ではZ世代に「推し」を応援する「推し活」のメリットや「推し」についてインタビューを行った。

石戸「とにかく(“推し活”が)楽しそうで、熱くなれるということは伝わったし、みんながポジティブに“楽しいものを楽しい”と言っているのならそれが一番だと思いました。」

石戸「推しが生きる糧になるならいいじゃんそれで。」

ブルボンヌ「(インタビューで)“大体のことは(BTSの曲を聴いて)大丈夫になれる”って言ってたよ。すごい効果があるわけよ。」

石戸「“推し”が徐々にステップアップしていくのがいいんでしょうね。K-POPと日本のアイドルの推し方ってなんか違うんですかね?」

ブルボンヌ「“未完成なものを愛する”というのが日本古来の愛し方っていうと、日本のアイドルはそれを今も実現しているんだけど、」

ブルボンヌ「K-POPアイドルは練習期間が長いから、世に出る頃にはスキル的には高まっている子が多いんだけど、その代わり、ほとんどサバイバル番組やオーディション番組を通していて、“こんなに凄いのに落とされちゃうの?”みたいなところも見せることで、“私がお金を落とさなきゃこの子達デビューできない!”って気持ちにしていくんだと思う。」

石戸「だからベースで言えば“K-POPのオーディションシステムはすごい”ってなってるけど、真理としては“自分が応援しなきゃ”というフックを作るところで、日本の“未完成なものを愛する”と近いんですね。」

このコーナーでは、「推し」という存在をそれぞれの視点で切り取りながら語っています。そちらも併せて、radikoのタイムフリー機能でぜひお聴きください。

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜〜金曜の午後3時30分〜5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6kHz、radiko)で放送中。また、radikoのタイムフリー機能では1週間後まで聴取できます。

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