農協観光が目指すアフターコロナに向けた取り組みとは?

農協観光が目指すアフターコロナに向けた取り組みとは?

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6月27日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、ゲストに株式会社農協観光、事業統括部副部長の村松久司さんをお迎えし、アフターコロナに向けた農協観光の取り組みや、DX・デジタル化の課題について語っていただいた。

株式会社農協観光は国内・海外旅行を含めた総合的な余暇の提供を行っており、農業と地域社会に根ざしたJAグループの旅行会社として、「ふれあいツーリズム」を提唱。旅を通じて「人と人」「JAと地域」「都市と農村」など、そのつながり作りに貢献していく事業を展開している。

文化放送・松井佐祐里アナ「農協観光のJAグループだからこその強みはどんなところですか?」

株式会社農協観光・村松久司氏「農業体験ツアー、農業視察、食にこだわったイベントなどを開催しておりまして、それ以外には地産地消をテーマにした宿泊プランも販売しております。JAグループと一体となった取り組みができるのが強みであります」

L is B代表・横井太輔氏「インバウンドに備えてやられていることはありますか?」

村松「最近、訪日旅行が解禁されました。これは、旅行業界にとって明るい話題です。過去に外国人の方に好評だった売れ筋の商品を精査して企画を作っているのですが、例えば野菜の収穫体験を外国の方にやっていただいて、その野菜をそのままバーベキュー場に持って行って食べるとか、直売所に寄っていただき新鮮な野菜や果物を購入していただく。これもJAグループの強みですね」

横井「日本のフルーツって、外国人の方はものすごくおいしいっておっしゃってますよね。アフターコロナに向けた取り組みでは、どんなことをされていますか?」

村松「ニューノーマルの時代になってくると思いますので、新たな事業の対策としてはバーチャルリアリティによる世界旅行や体験など新たなふれあいの旅という、バーチャルなんですけどふれあいの旅というテーマを持って新たな事業を作りあげていく、そういう努力をしています」

横井「VR、メタバースの世界で旅行体験をしていくということですね。主なターゲットユーザーはどんな方なのでしょうか?」

村松「足が悪くて身体的に旅行に行けないハンディキャップのある方。アフターコロナでは元気な方がリアルに旅行に行かれると思うんですけど、ハンディのある方はなかなかそうはいかないと思いますので、そういう方にバーチャルツアーを体験していただいて、少し体が悪くても世界旅行は行けるというように提案していきたいなと思っています」

松井「自宅からそういう体験ができるというのは素敵ですよね」

横井「村松さんの担当されているお仕事の1つがDXの推進ということですが、DX・デジタル化に関する今後の課題についてどんなことを思われますか?」

村松「ハードの面でいうと資金面です。現在の旅行会社においてはコロナ禍ということもあって、ハードルが高い分野でもあるんですけど、そうは言っても将来性、費用対効果を踏まえて今は経営者の方に私のほうでも提案していってですね、将来に備えておかなければいけないと思っています。ソフト面では、従業員の理解かと思っています。DXは風土改革、頭でわかっていても、どうしても現状維持バイアスがかかってなかなか理解いただけないところがあります。我々は同じ会社であっても丁寧な説明をすることで課題解決していこうと思ってます」

「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。

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『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…

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