武田真治・最大のピンチを救ってくれたのは伝説のロッカーだった!

武田真治・最大のピンチを救ってくれたのは伝説のロッカーだった!

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8月2日の「おとなりさん」(文化放送)のゲストコーナー、「10時のおとなりさん」に俳優でサックス・プレーヤーの武田真治さんが登場!サックスに興味を持ったきっかけ、ピンチを救ってくれた伝説のロッカーのお話、そして筋肉のお話など、濃密なトークをご披露いただいた。

坂口愛美アナ「お仕事のお話も聴きしたいんですけど、武田真治さんはサックス・プレーヤーでもいらっしゃるということで」

武田真治「いや~サックス・プレーヤーを名乗っていいか分かんないですけど、好きでずっと続いてるんですよね。音楽は別にライセンスは必要ないですから」

坂口「初めてサックスに触れたきっかけは?」

武田「チェッカーズがきっかけです。当時ってね、生演奏なんですよ、音楽番組すべて。だからチェッカーズの7人全員が生演奏するエネルギーってテレビ越しにも伝わって、一気に夢中になって、一気に音楽番組自体のファンになりましたね」

実際に武田さんがサックスを始めた理由は、お姉さんがチェッカーズのサックスを担当していた藤井尚之さんのファンとなり、お姉ちゃん子だった武田さんは「お姉ちゃんをとられてしまう!」と考えたところからだったという。そのサックスも自分の物を手に入れるまで相当な時間がかかったとか。

高橋優「サックスは誰かから習われたんですか?」

武田「習えなかったですねえ。何かねえ、あの頃の『真治君』はね、人の話を聞けなかった!『自分は選ばれし者』とか思っちゃってるから。だって考えてみて!北海道の田舎にこんな可愛い顔の子は居ないんだから!(坂口アナが強く頷く)……う~そこは全力で否定してくれてもいいんだよ(笑)。で、楽器もやり始めたら出来るわけで、結局上京したのは90年代なんだけど、あの時代に東京目指して芸能界入ろうってのはよっぽどの、ちょっと痛い奴だったかも知んない」

そんな武田さんだったが、芸能界でデビューして次々と主演ドラマがヒットし、順調に歩んでいた20代半ばに「顎関節症」になってしまう。

武田「お医者さんから『サックスは良くない、もう二度と吹かない方がいい』って言われて。で、下手くそなサックスでも『どけどけ!俺が通る!』みたいな感じでやってて、それが無くなっちゃったら、心がポッキリと折れまして。20代半ばで人生初めての挫折って、『あ~調子悪い、半年休もう、1年休もう』とかじゃなくて、絶望なんですよね。もうあの時期は本当に何か、危なかったですよね」

高橋「そこから立て直したというか、復活していくのには、どんなことがあったんですか?」

武田「多分体力的には、顎も交通事故に遭ったわけじゃなくて、嚙み合わせで力が入らなくなっちゃって、もしくは力がガツーンと入っちゃって口が開かなくなるとか。その両極端で、ある種の心の持ちようの部分もあるんですけど、良くなったきっかけは2つあって、1つはいいお医者さんに出会えて、そのお医者さんがさらに鍼灸院を薦めてくれて。その鍼灸院の先生も若い時に体を壊して『必要なのは筋肉だよ』ということで、体を鍛えることを教えてくれて。で、縄跳びから始めて筋トレをしたと。そうやって体力をつけて顎だけに入る力を分散することを教えてもらったのがすごく大きくて。そしてもう1つは、もうお亡くなりになって10年以上経つんですが、忌野清志郎さん。伝説のロッカーにひょんなことから出会って、彼の自宅スタジオに遊びに行った時に……」

高橋「遊びに行ったんですね!」

武田「そうなんです。先輩の竹中直人さんが連れて行ってくれて。そしたらサックスがスタジオにあって。『君、サックス吹く子だよね?』って手渡されたんですけども、1年以上吹いてなくて『顎も痛いしどうしようかな?』って迷っている時に清志郎さんが、エレキギターをアンプに繋いで音出し始めちゃったから『忌野清志郎さんとジャムセッションするきっかけって人生でそうそうあるもんじゃないな』と思って吹いたら、全然音は出るんですよ。さっきも言いましたように、心が勝手にサックスに恐怖心を持ってて、吹けなくなってたんだな~と思って。そこから清志郎さんがレコーディングとツアーに誘ってくれて」

高橋「へえ~っ!!」

武田「で、芸能の仕事は週に2日、『めちゃイケ』に火曜日水曜日に行くだけで、あとはずーっと朝から晩まで清志郎さんと一緒に居て。で、体を鍛えるタイミングで、清志郎さんも今の僕の歳だ、49から体力をもう一度つけてもうひと花!って思っていらっしゃった時期だったようで、自転車にハマってて。で、自転車で全国ツアーに出るみたいな。最終的にはみんなで自転車で鹿児島まで行きまして。そういう経験もあり……」

そんなレジェンドのエピソードの他にも、体を鍛えたいという坂口アナに武田さんが突然スタジオでスクワットを指南するなど、大変賑やかな放送となった。

「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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