建設工事の際の手間や時間の削減を目指す、西松建設の取り組みとは?

建設工事の際の手間や時間の削減を目指す、西松建設の取り組みとは?

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9月5日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、先週に引き続き、ゲストに西松建設株式会社本社DX戦略室DX企画部の小原澤義久さんをお迎えし、今週は建設工事の発注の際にかかる手間や時間を削減するDXの取り組みについて伺った。

文化放送・松井佐祐里アナ「DX、デジタル化という視点で取り組んでいることは何ですか?」

西松建設・小原澤義久氏「業務改革とデータ活用です」

L is B代表・横井太輔氏「DXを進め始めたのはいつ頃ですか?」

小原澤「DX自体は2022年6月1日に西松DXビジョンを発表したことと合わせて、DX戦略 室が立上りましたので、会社としてのDXのスタートは今年度になります。とはいえ、デジタルを活用して業務を変えていく取組みについては、以前から行っておりました。directの導入もそのうちの一つで、2020年に全社導入させていただきました」

横井「現場向けのチャットサービス、directを導入したきっかけは何だったんですか?」

小原澤「導入が2020年でしたが、その前も他社のビジネスチャットを活用しておりました。チャットの導入はとても評判良かったのですが、私達が現場で一番会話したいのが職長さん達で、そのビジネスチャットではゲストの参加ができないものでした。まず、職長さんが使えることをベースに、西松建設の職員が自由に登録できるビジネスチャットを探したのがきっかけです。そのほか外部システムとの連携ができて、bot機能が豊富な仕組みとしてL is Bのdirectしかないとなりました」

横井「職長というのは、西松建設様ではなくて、協力会社様の責任者の方。他社の方と安全につながるというのがdirectはできるということです」

小原澤「ビジネスチャットなので、西松建設の職員の中でしか使えないチャットツールだったんですね。ですので、現場に行きますと、いろんな協力会社さんの職長さんが来て、その人たちまでは管理できないので、自由に会話したいんですけどそのチャットツールが使えない。そういう意味ではdirectではゲストモードがあって、職長さんのメールアドレスを使って登録すると、directで会話できる」

横井「会社の壁を越えても、セキュリティ高くテンポラリーでやりとりできて、その現場が終わると協力会社さんと一旦解散するんですね。その人たちとまた次の現場でもう1回directでつながったりとか、出入りが安全にできるというのがdirectのゲストモードです」

松井「directのチャットbot機能を活用されているんですよね」

小原澤「弊社の技術研究所で“directを活用したコンクリートチャットbot”というものを開発して、現場で試行しております」

横井「チャットbot、これがすごいんです。これ聞いた時にびっくりして、2、3歩後ずさりしました」

小原澤「建築で、コンクリート打設の発注に複数の協力業者に発注して情報の共有を行っております。そのやり方としてFAXやメール、途中から電話連絡といった時間と労力が掛かる業務でした。それをdirectで協力業者の担当者とチャット内で情報のやりとりを行い、発注や集計といった作業的な業務をbotが変わりに行ってくれる仕組みとなっています」

横井「今までは人がこの日空いてますか?と電話をして、例えばコンクリートって天気が悪い日は乾きにくいじゃないですか。せっかく、この日って予定決めてたのに天候が悪いので延期したい。その時に一社一社電話するんですよ」

松井「大変ですね」

横井「その時に、うちはダメです、うちは行けます、みたいなものを人の労力でやられていたのを自動化されてたんですよ。チャットbotというロボットプログラムに予定の候補日を投げると、勝手に調整してくれる。この日とこの日とこの日ならこの人たちがこれだけ来れますと。集計結果だけを受け取れるというものを発明されたんです。directはチャットツールですけれども、コミュニケーションだけではなくて今のチャットbotのようにいろんな応用ができるんですね。西松建設さんはそれを上手に応用されているんですけど、例えばコンクリートのチャットbotはどんな効果がありましたでしょうか」

小原澤「まだ始まったばかりなので、有効活用できている現場は少ないのですが、directやbotを理解している方が活用すると、だいぶ効率が上がると思っています。また、一々記憶してなくてもbotに状況を確認すれば、現状の発注状況を教えてくれるので、コンクリート担当者の負担は大分減ると思っております」

「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。

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L is B presents 現場DX研究所

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月 20:00~20:30

『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…

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