怒らせた時の方が人間は面白い!…中原一歩に聞くノンフィクション作家の極意とは?

怒らせた時の方が人間は面白い!…中原一歩に聞くノンフィクション作家の極意とは?

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10月17日の「おとなりさん」(文化放送)は、社会や政治、食文化について、雑誌、WEBで執筆するノンフィクション作家・中原一歩さんに出演いただき、ノンフィクション作家の仕事をする上で大事にしていることを語っていただいた。

平子祐希「お仕事柄、真実を追求していく部分で詳細にそれを取材して書き上げるわけじゃないですか?あまりにも真実に迫りすぎて、出せなかったことってあります」

中原一歩「もちろんあります。相手が心を開いてくれれば、家族にさえ言ってないことを聞くことがあるんです。ここはオフレコねと言われたことは、相手との人間関係の話なので、絶対に自分は書かないです。でも、例えば、“家族のことを書いたら殺すよ“ってある取材で言われたことがあるんですけど、家族のことは、僕は書きませんけど、“家族のことを書いたら殺すよ“っていうひとことは書きます」

平子「なるほど~」

また、中原さんがノンフィクションの仕事をする上でのテクニックについてもお話いただいた。

中原「テクニックって言ったら、変ですけど、怒らせた時のほうが人間って面白いんですよ。例えば、料理人を取材している時に、弟子が何かやらかして、怒る。そこが僕らにとってみると、すごく書き所になる」

平子「マグロのトロの部分ですね」

中原「間合いを見ながら、その人が聞かれたら嫌だろうなと思うことは、どこかのタイミングで必ず聞きます」

平子「もちろんそれで怒る人もいれば、怒らない人もいる」

文化放送・坂口愛美アナ「怒った方が“よっしゃー”ってなる?」

中原「こんな怒り方するんだとか、理不尽な人もいるし、逆にものすごい優しい人もいる。感情が触れる部分をどうやって聞くのかが僕らの仕事かなという気がします」

「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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