(11月6日当日エントリー変更反映)駒大が出雲に続き二冠目を手にするか?! はたまた、青山学院大、國學院大が阻止するか?! ~ 長谷工グループスポーツスペシャル 第54回全日本大学駅伝実況中継

(11月6日当日エントリー変更反映)駒大が出雲に続き二冠目を手にするか?! はたまた、青山学院大、國學院大が阻止するか?! ~ 長谷工グループスポーツスペシャル 第54回全日本大学駅伝実況中継

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スピードの“出雲”、伊勢路を舞台に大学日本一を決める“全日本”、そしてクライマックスの“箱根”。文化放送では、今年も「学生三大駅伝」を全て実況生中継!

文化放送では真の日本一決定戦である第54回全日本大学駅伝を、11月6日(日)朝8時から、
解説に柏原竜二さん(東洋大学OB:現在富士通株式会社)、ゲストに前年度青山学院大学キャプテンで、現在富士通陸上競技部所属の飯田貴之選手をお招きし、実況斉藤一美アナウンサーでお送りします。

なお名古屋地区の皆様には東海ラジオでお楽しみ頂けます。

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第54回全日本大学駅伝実況中継

文化放送の全日本大学駅伝特設サイト
長谷工グループスポーツスペシャル 第54回全日本大学駅伝対校選手権大会 実況中継

 

※11月6日当日レントリー変更

第54回全日本大学駅伝

(主なところでは)
駒澤 3区山野、5区篠原、8区花尾 鈴木芽吹エントリーされず
青山学院 6区中村唯翔、7区近藤
順天堂 1区平、4区石井、5区海老澤
國學院 3区中西大翔、5区青木
東京国際 1区冨永、3区白井
早稲田 3区石塚、7区伊藤 鈴木創士エントリーされず
明治 2区児玉、3区櫛田、7区富田 加藤大誠エントリーされず
中央 6区吉居大和 中野エントリーされず
神奈川 3区宮本、4区小林
東洋 4区前田、8区柏
創価 6区新家、8区山森
東海 5区佐藤、7区松崎
大東文化 1区ワンジル、6区大谷、8区西代

 



 

 

全日本大学駅伝展望

 

11月6日に伊勢路を舞台に全日本大学駅伝が開催。愛知・熱田神宮西門前をスタートし、三重・伊勢神宮内宮宇治橋前をフィニッシュとする8区間106.8kmのコースで、大学日本一が争われる。

2018年に中継所の位置が変更となり、7区17.6km、8区19.7kmと終盤の2区間の比重が高くなった。しぶとくタスキをつないでいけば終盤に大逆転も可能だ。実際に、2018年以降の大会では全て7区もしくは8区で首位交代があった。とはいえ、エース級を後半に温存できるのが理想だが、駅伝は流れが大事。前半区間を疎かにすることもできない。レースの流れを読み、エース級の選手をどのように配するかは、各校の指揮官の腕の見せどころだ。

前回大会は駒大と青学大が激しい優勝争いを繰り広げ、勝負は最終区までもつれた。結局はラスト2kmで決着し、駒大が2連覇を果たし、14度目の優勝を飾った。

 

今回も優勝争いは駒大を中心に繰り広げられそうだ。10月の出雲駅伝は混戦予想だったが、蓋を開けてみれば、6区間中3区間で区間賞、残り3区間も区間2位と、圧倒的なレースを見せたのが駒大だった。チームの大黒柱の田澤廉(4年)が万全な状態ではなく、2年生エースの篠原倖太朗を欠いたオーダーだったが、それでも他を圧倒した。佐藤圭汰(1年)がスーパールーキーの呼び声通りに2区区間新の活躍を見せ、次期エースの鈴木芽吹(3年)が長期のケガから復活を果たすなど、収穫も多かった。

また、各学年にエース格の選手を擁しているだけでなく、副将の円健介(4年)のように、これまで駅伝で出番がなかった選手も好調で、選手層に厚みが出てきた。昨年の優勝メンバーで卒業したのは1人だけで、今回はより強力な布陣で臨めそうだ。駒大は伊勢路との相性も良いだけに、調整ミスなどがなければ、3連覇は濃厚だろう。


4月17日日本学生個人男子5000m優勝 駒大篠原倖太朗選手(左は2位中大・中野翔太選手、中は3位青山学院・鶴川正也選手)


10月10日出雲駅伝後に行なわれた出雲市陸協記録会で日本人トップ14分04秒61でフィニッシュした駒大円健介選手

 

対抗は、前回同様に青学大が一番手か。

出雲駅伝は爆発力に欠け4位に終わったが、選手層の厚さは参加27チーム中随一。特に最上級生が8人もエントリーされており、充実している。エースの近藤幸太郎(4年)は、各駅伝でエースの働きをきっちりとこなす。今季は故障で出遅れていたが、9月の日本インカレでは5000mで連覇を成し遂げ、出雲では3区を担い駒大の田澤に1秒差の区間3位と好走した。全日本でも勝負所に起用されるはずだ。

また、もう一人のエース・岸本大紀(4年)も、出雲は登録メンバーから外れたが、全日本はメンバーに名前を連ねた。

全日本で2年連続5区区間賞の佐藤一世(3年)は、過去2大会とも前半の悪い流れを断ち切るゲームチェンジャーとしての役割を果たしている。今年の箱根で活躍した太田蒼生(2年)、若林宏樹(2年)、中倉啓敦(4年)といった面々は外れたが、勢いのある選手を序盤から並べて主導権を握ることができれば、4年ぶり3回目の頂点が見えてくる。


全日本でメンバー入りした4年岸本大紀選手

 

この二強に次ぐのが國學院大だろう。前回は7区に抜擢されたルーキーの平林清澄(現2年)が区間3位、8区の伊地知賢造(現3年)が区間賞と、終盤の2区間で8位から4位にジャンプアップに成功した。前回同様に長い距離に強い2人を終盤に配することができれば、大きなアドバンテージとなる。

その他にも、前回1区で区間3位と好スタートを切った島﨑慎愛(4年)、出雲4区区間賞の中西大翔(4年)、ハーフマラソン日本人学生歴代2位タイの記録をもつ山本歩夢(2年)と、ポイントを担える人材が揃っており、十分に優勝のチャンスはある。

出雲では、多くの大学が3区にエースを起用するなか、あえて“繋ぎ区間”と見られがちな4区に中西を配して勝負を仕掛けた。全日本でもセオリーに捉われない采配で、レースをかき回す存在となりそうだ。


3月の日本学生ハーフでワンツーフィニッシュ!平林清澄選手(右)、中西大翔選手(左)


前回全日本大学駅伝8区区間賞 3年伊地知賢造選手

 

順天堂大は、前回3位。東京五輪3000m障害7位入賞の実績を持つ三浦龍司(3年)が、2区で9つ順位を押し上げ、一時は先頭に立った。また、前々回は1区で区間賞・区間新の活躍を見せている。今回も序盤に起用されれば、三浦で主導権をつかむことが可能だ。
あとは、伊豫田達弥、四釜峻佑といった実績ある4年生らで、三浦がつくる貯金をいかに守れるか…。


全日本大学駅伝では1年1区区間新、2年2区区間賞をマークしている三浦龍司選手

 

伝統校の中央大学には勢いが出てきた。前回は8位に入り10年ぶりにシード権を獲得。勢いそのままに今年1月の箱根は総合6位と健闘した。さらに、9年ぶりに出場した出雲は3位に入った。吉居大和(3年)、駿恭(1年)兄弟をはじめ、力のある選手が揃っており、前回以上の成績が望める。

 

前回過去最高タイの5位だった東京国際大は、大エースのイェゴン・ヴィンセント、日本人エースの丹所健が最終学年となり、大きなチャンスの時を迎えている。出雲に続き、主力の1人、山谷昌也(4年)が外れたのは痛手だが、左ふくらはぎのケガで出雲を欠場したヴィンセントは無事エントリーされた。また、北海道マラソン優勝のルカ・ムセンビ(4年)も控えており、7区、8区に起用されれば区間賞候補だろう。

この3校も、上位争いはもちろん、うまくレースにハマれば、優勝争いにも加わってきそうだ。

 

関東勢を中心に、上位8校に与えられるシード権争いも混戦となりそうだ。

前回6位の早稲田、7位の明治は、約3週間前の箱根駅伝予選会の疲労が気がかりだが、それぞれ核となる選手がおり、万全な状態で臨めれば上位争いに加わるだろう。
今回が初出場の創価大、14年ぶりに選考会からの出場となった東洋大も、力のある戦力がそろう。箱根予選会を1位通過した大東文化大には勢いがある。
また、神奈川大は、箱根予選会は11位に終わり本大会出場を逃したが、全日本は関東選考会をトップ通過しており、本来は地力のあるチームだ。実力を発揮できれば、シード権には届きそうだ。

 

大学三大駅伝初戦の出雲駅伝が6区間45.1kmだったのに対して、全日本は距離が一気に倍以上に延び走者の数も増えるため、関東の大学にとっては箱根駅伝の前哨戦の様相を呈してくる。優勝争いもシード権争いも、目が離せない戦いが繰り広げられそうだ。

※写真と文章はフリーランスライター和田悟志さん

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解説は柏原竜二さん(東洋大学OB:現在富士通株式会社)
ゲストは前年度青山学院大学キャプテンで、現在富士通陸上競技部所属の飯田貴之選手

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11月5日(日) 8:00〜13:50

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