「先生の経験をみんな聞け!」辛島美登里が教育実習のHRで最後に語った苦労話とは?

「先生の経験をみんな聞け!」辛島美登里が教育実習のHRで最後に語った苦労話とは?

Share

去年、還暦を迎えたシンガーソングライターの辛島美登里さんが11月4日のくにまる食堂にご来店。学生時代の教育実習や故郷・鹿児島の思い出を振り返った。

野村邦丸アナ「辛島さんは鹿児島のご出身。高校まで鹿児島過ごし、大学は奈良女子大学で4年生の時に教育実習をされたんですよね。」

辛島美登里「私、家政学部だったので、家庭科の先生の免許があれば「何かの時に役に立つんじゃないかな」ぐらいの割と軽い考えで、保険みたいな気持ちで取っておこうと考えたんですね。3年生の時にヤマハのポピュラーソングコンテストで賞をいただいたので、自分の中ではもう9割9分、東京に出て音楽を目指すことを決めていたんですけども、でも一応せっかくの資格だし、みたいなところで、教育実習を母校の鶴丸高校でさせていただきました。私は中学校の時に高校受験に失敗して1年浪人をして高校に入ったんです。だから教育実習で自分が受け持ったクラスの生徒さんの中にも、「勉強できるね」って言われて入った子もいれば、受験に落ちてもう1回勉強し直して入った子や、中学校の時は成績が良かったのに高校では後ろの方になっちゃってジュクジュクした思いの子達も、いろんな子がいるだろうなと思って、最後のホームルームの時に「先生の経験をみんな聞け!」みたいな「先生苦労してんだぞ!」 みたいな感じの話をしました。」

邦丸「鹿児島県内でも屈指の進学校ですもんね。それで大学3年時にヤマハのポプコンに出て、当時の音楽ファンの人たちは辛島美登里という新星が現れたことが知れ渡ったわけですよね。」

辛島「でもポプコンは私の前に「あみん」が出てたんですよ、岡村孝子さんが。それで後には「TOM★CAT」が出たんです、「ふられ気分でRock’n’ Roll」。ご存知ですか?2組とも売れたんですよ。私はその間で落ち込んで全然売れなかったんです。それでヤマハの方も「辛島さん、故郷に帰ったほうがいいんじゃない?」と言うぐらい心配してくださったんですが、音楽がやれそうな気配があるんだから短い時間でも頑張りたいということで、上京を決めたんです。その時は、何の確約も自信もなかったんです。」

邦丸「辛島さんはつい最近、思い立って鹿児島に帰ったったそうですね。ふるさとから離れてずっと東京で暮らしてある程度の齢を重ねると、里心というか故郷への思いが湧いてくるよね。」

辛島「ありますね。特に鹿児島は桜島がど真ん中にドンとあるんですね。建物だと改築したりするんですけど、自然の物ってそのままなんです。子供の時に見て育ったものがそのままあるんですから、すっごいパワーになります。年を重ねれば重ねるほど、故郷への愛着と言うか、存在感っていうのをすごく感じますね。」

邦丸「私も鹿児島は何回か行きましたけども、行くたびに桜島が噴火するんですよ。一番噴火が大きかったときは、昼間なのにもう夕方のように暗くなって、目が開けられなくなったんです。おろしたての革のスニーカーが一発でだめになっちゃった。」

辛島「あ~、でも鹿児島の人の本音を言えば、できればいらした時に大きいやつを見てほしくなります。ちっちゃい噴火だと、せっかく来てくれたんだからってもうちょっとインパクトあるのを見せてあげたいって思うんですよ。」(笑)

邦丸「そんなもんなの?」(笑)

「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

で開く

※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。

Share

関連記事

この記事の番組情報


くにまる食堂

くにまる食堂

月~木 9:00~13:00

その他の主な出演者
CLOSE
その他の主な出演者

リスナーが今気になる政治・経済・エンタメ情報をお届けし、リスナーの意見を紹介する機会を充実させ、”知りたい””言いたい”気持ちに応える場所になります。 毎日通…

NOW ON AIR
ページTOPへ