「報酬は暗号資産」大谷翔平にも影響が？　FTX経営破綻、最大80億ドルの資金不足

暗号資産で報酬を受け取ることのリスク

暗号資産の交換所を運営するFTXトレーディングが、連邦破産法の適用を申請し、経営破綻したことが発表された。およそ130のグループ会社も同様に破産を申し立てており、顧客からの資金の引き出しに最大80億ドル（日本円でおよそ1兆1千億円）の資金不足に陥っているという。なお、日本法人のFTXジャパンは明確な理由を示さず、預かり資金の出金を停止したとして関東財務局から業務停止命令と業務改善命令を受けていた。

FTXトレーディングはアメリカのスポーツ界の有名選手、メジャーリーグのエンゼルスに所属する大谷翔平選手や、アメリカンフットボールNFLのトム・ブレイディ選手、バスケットボールNBAのステファン・カリー選手らとグローバルアンバサダー契約を結んでいた。去年11月の発表では、報酬の全てを株式や暗号通貨で受け取ることになっていたため、破産の影響を避けられそうにもないという。

寺島アナが「（選手たちは）ノーギャラになる可能性もないとは言い切れないですよね」と田中氏に話を振ると、「そうですよね…… 大変ですよね。ただ正直言って（報酬を株式と暗号通貨で受け取っていたことについては）人の懐の話なので。日本経済に影響を与えるなら考えますが……」と一歩引いて冷静に評し、FTXの件で暗号資産の市場全体がおかしくなっていることを指摘した。

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