紙ストローに変えてもあまり影響はない……という意見もあるけれど

紙ストローに変えてもあまり影響はない……という意見もあるけれど

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11月24日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「紙ストロー」をテーマにお届けした。紙ストローはスターバックス、マクドナルドなど、大手チェーン店でも導入が進んでいる。しかし苦手だという人も少なくないようだ。

中田花奈「紙が溶けて出ている気がしちゃうんですよ。和紙をつくるときの白いフニャフニャしたやつ、あれをアイスコーヒーと飲んでいるような(笑)」

入山章栄「人間ってじつは、ものを食べたり飲んだりするときに味覚だけじゃなくて視覚から情報が入って、バイアスがかかっているんですね。意外と目隠しして食べると味覚が分からなかったり、区別がつかなかったり、というのがあるんですよ。プラスチックで慣れているから、紙のイメージで味が違うと感じる、っていうことではない?」

中田「本当に溶け出てはいないんですか?」

入山「いないでしょう」

西川あやの「ストロー自体の歴史も振り返ってみますと、大量生産が始まったのは1890年で、当時は紙のストローが一般的だったんです。1960年代になってプラスチック製が安くて質もよく、破れないということで普及した。紙で始まってプラスチックになって、また紙に戻っていると」

入山「そうなんだ!」

西川「紙ストローを導入することで環境への効果、どれぐらいあるのでしょうか。マクドナルドの試算では、今回の紙ストロー化と、スプーンやフォークを木製に切り替える取り組みと合わせて、年間およそ900トンものプラスチック削減が見込めるとしています。ただしプラスチックが海に流出している量は、毎年800万トンなんですね。そのうちストローが占める割合は0.025%」

入山「我々人類は、毎年800万トンのプラスチックを海に流しちゃっているんですよ」

中田「それはどうにかならないんですか?」

入山「プラスチックストローをやめても、じつはほとんど環境に影響がない。意味がないんじゃないか、という意見があるのも事実。ただ僕個人は、そう言ったら環境がよくならないので、0.025%だろうが少しでも前進したほうがいい、という意見です」

西川「紙ストロー反対派のネットでの意見は『プラコップとストローを並べて、どっちのほうがプラスチックを多く使っているか。ストローよりもコップを変えれば?』というのをよく見ます」

入山「紙コップはビジネス的にも難しいところがあります」

西川「コストがかかりますからね」

このあとも紙ストロー、ストロー自体などについて意見を出し合った。詳しくはradikoのタイムフリー機能にて。

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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