大竹まこと「旧統一教会問題は、普通の宗教の問題と違うんじゃないか？」

旧統一教会の被害者救済を図る新たな法案について、与野党が採決に合意。
しかし大竹まことは、「全部が救われるわけじゃなさそうだね」と首をひねった。

砂山アナ「配慮義務規定として、『自由な意思を抑圧しないようにする』『生活の維持を困難にしないようにする』『寄付の相手方と使途を誤認させないようにする』の3項目。野党側はマインドコントロール下にある人への勧誘好意を確実に規制できるよう、配慮義務ではなく禁止規定として明記するよう修正を要求したんですが、政府与党は配慮義務が守られず、個人の権利保護に著しい支障が生じていると明らかに認められる場合には『勧告』や法人名の『公表』を行うことや、法律の見直し期間を施行後から『3年を目途』としているのを『2年を目途』に短縮するなどの修正案を提示して。そこに『十分に』という言葉が加わって、一応合意をしたということですけども」
大竹まこと「『十分に配慮する』という文言が加わったから…という話なんだけれど。ここまで言って具体的なことがよく分かんないんだけど……」

大竹は「たとえば両親がいて、母親が1億六千万円を寄付して、扶養家族から外れた娘がいた場合。この場合この娘には請求権がない」という事例について取り上げ――

砂山アナ「扶養されている場合、生活や学業に必要な分を取り戻せるという規定はあるんですが、扶養から外れていると、（寄付した）本人に代わって返金してもらうことができない」
大竹「ちょっとその問題は大きいね。宗教問題はすべての宗教のことを考えていくものだと思うんだけど、旧統一教会の問題はもうちょっと切り離して考えるべきじゃないかなと思ってるのね」

大竹は旧統一教会の地方県議への斡旋疑惑について取り上げ、「普通の宗教の問題と違うんじゃないか」と指摘。

大竹「別個にこれだけをもうちょっと一生懸命考えて、与党にどれだけ食い込んでいたのかを焦点に話してほしかったなと思うんですけどね」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時～3時30分、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。