病気だと知るぐらいなら病院行かない!? 絶望的な生活を送る人々

病気だと知るぐらいなら病院行かない!? 絶望的な生活を送る人々

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12月14日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに労働経済ジャーナリストの小林美希さんが登場。先月発売した著書『年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活』も話題の小林さんが、その「絶望的な生活」について教えてくれた。

大竹まこと「(著書名の)『443万円』というのは1年を通じて働いた、この国の給与所得者の平均年収ということですか?」

小林美希「そうですね。はい」

大竹まこと「ちょっと高いと思うんですけど……」

小林「あくまで『平均』なので。正社員、パート、アルバイトなどに、役員も含みます。相当高い、たとえば年収1億円という方も入っているので、実態より高く感じるのかもしれません」

壇蜜「平均年齢はご本によると46.9歳。就職氷河期世代と重なる。私も氷河期世代です」

大竹「実質的には中央値ですか。それは年収300~400万円で、443万円よりずいぶん下回りますね。そういう人たちの暮らしはどのようなものになっていますか?」

小林「とにかくみなさん、将来が不安なんです。社会保険料も上がるし物価も上がる、老後どうなの、学費どうなの、ということで節約する。まずコンビニに行かないというのが当たり前になっているんですね」

大竹「ええ!?」

小林「定価に近いので『高い』と」

壇蜜「だから値引きがあるようなドラッグストアや、安いスーパーに行く。外食は……」

小林「ほぼしない。お弁当を持っていくか、しても500円以内に収める」

壇蜜「本に書いてあって驚いたのが……ペットボトル、缶ものを買わずに、マイボトル、水筒を持参するのが当たり前になってきているということ」

小林「ペットボトルのものさえ高く感じるんです。エアコンも我慢する、石油ストーブも使わない……」

大竹「『病院にも行かない』と書いてある……。もう命を削って生きている、みたいな話になっている」

小林「負担になるのもありますけど、何か見つかったときに『働けなくなったらどうしよう』と不安が勝るから行かない。『病気を知りたくない』と」

壇蜜「知らないまま暮らしたほうがお金がかからない」

小林「そうですね、知りたくない。健康診断も行かない、そういう感じになっています」

こういった話をもとに、小林さんは国が抱える問題点についても語った。詳しくはradikoのタイムフリー機能にて。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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