にしおかすみこ、「女王様」の裏で支えた『ポンコツ一家』の事情

にしおかすみこ、「女王様」の裏で支えた『ポンコツ一家』の事情

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2月2日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに、にしおかすみこさんが登場。芸人としてブレイクした当時のことや、最新刊『ポンコツ一家』の話などを聴かせてくれた。

はるな愛「私、知らなかったの。介護の状況、家族の状況。いつも明るくやっているから」

大竹まこと「にしおかは昔からもう必死だよ。なあ?」

にしおかすみこ「女王様(キャラ)で出てきたときに、大竹さんが、私が売れたことに泣いてくださったんですよ。メチャクチャうれしかったです」

大竹「でも……けっこう破廉恥な芸じゃないか。そこに突っ込んでいく。芸人として『何かしなきゃいけない』『何しようか』と考えてSMに行き着いたんだ」

にしおか「はい、手を変え品を変え、到達して」

大竹「世間が『おおっ!』という感じになって。それでよかったな、って。おまえ(はるな)の『エアあやや』みたいなもんだよ」

はるな「すみこちゃんは『中にないもの』を芸風にしている感じがずっとしていて。本当は普通の素朴な女の子なのにSMの女王様で登場して。こんな子じゃないのに、というのがわかっていたから話しかけていた。現場で泣きもしてね」

にしおか「した、した。空回り、空回りで……」

大竹「おもしろいけど、無理していたもんね。はるなは無理していない」

はるな「そうなんですよ、中にあるものでやっている(笑)」

にしおか「愛ちゃんはもう、絶対がんばっているよ(笑)」

はるな「(普段と)まったく違う芸風を生んで。でもあの状況で家族がああいう状況だっていうこと知らなかった」

大竹「その本『ポンコツ一家』ですけど、帯があります。『母、80歳、認知症。姉、47歳、ダウン症。父、81歳、酔っ払い。ついでに私は元SMの一発屋の女芸人。45歳、独身行き遅れ』……いまは48歳になっていますね。書いた当時は45歳」

にしおか「講談社のFRaUwebというところで月1回、連載していて。去年、ここに出させていただいたときは『連載しているよ』というときで。1年経って書籍化にたどり着いて、発売中ですと」

大竹「書いたとき、評判がけっこう立ったんだって?」

にしおか「そうなんです! コメントも『笑った!』とか言ってくださるのがいちばんうれしくて」

大竹「ポンコツ一家を背負った等身大の話を、普通の人より明るく書ける。そこはにしおかのいいところだと思うね」

にしおか「そんなに褒めてくださるんですか!? うれしい!」

にしおかさんは現在の家庭、介護の状況などを笑いも交えて語ってくれた。それらがまとまった著書『ポンコツ一家』は好評販売中だが、にしおかさんの予想と異なる反応もあるという。

にしおか「私は本を、笑ってほしくて書いたんです。でもSNSとかを見ていると、書店員さんたちが私の経済力、家庭を心配して、本を売ろうとしてくれているんですよ(笑)。『生活の足しにしてください』みたいに。ありがたいけど、申し訳ないなって(笑)」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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