静岡・木内建設社長出演、力を入れる“BIM活用”の現状を語る

静岡・木内建設社長出演、力を入れる“BIM活用”の現状を語る

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2月6日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、ゲストに木内建設株式会社代表取締役社長の木内藤丈さんが出演。木内建設が力を入れる取り組み、BIM活用による業務の効率化などにについてお話しいただいた。

※BIM=(Building InformationModeling)の略称で、建築設計に用いられるソフトウェアで、建設する建物の3Dモデルをベースに設計を進めることできる

文化放送・松井佐祐里アナ「まずは、企業プロフィールをご紹介させて頂きます。木内建設は、静岡市に本社を置く建設会社です。大正10年に木内組としてスタートし、2021年に100周年を迎えました。これまで静岡県庁をはじめ、サッカースタジアムや球場、展望施設、超高層複合ビルなど、ランドマークと呼ばれる数々の施設を手がけ、静岡県内施工実績ナンバーワンのゼネコンとして認知されています。また東京、神奈川、愛知に支店と営業所を展開し、首都圏では主に、マンションや大規模ショッピングモールの建設に携わっています。木内建設が一番力を入れている取り組みは何ですか?」

木内建設株式会社代表取締役社長・木内藤丈氏「BIM活用による業務の効率化です」

松井「DX、デジタル化の必要性を強く感じたこと、きっかけは何ですか?」

木内「DX、デジタル化、BIMだけではないのですが、今年、顕著なのが労働力不足。要因は高齢化、海外の技能実習生が日本に帰らなくなっているということ、また今年4月から始まるインボイス制度も職人不足とかなり繋がっているんじゃないかなと非常に危機感を感じています。やはり、DX、デジタル化の中で、社内で一番浸透しやすいのがBIMだと考えております」

L is B代表・横井太輔氏「少ない人数で生産性を上げていかなければいけないということですよね。そのBIMの活用によって、どのような可能性が見えてきましたか?」

木内「BIMの良さは、社内の動きを可視化するということが重要になってきますので、BIMの活用というのは、我々だけじゃなく、建設業界全体がそういうムードになってきているのではないかなと思います。やはりフロントローディングといって、設計、施工、管理など建築に携わる色々な工程の中で、それが繋がっていく中で、生産性が向上していくところが可視化しやすくなってくるんじゃないかなと思ってます。後、リスクの低減であったり、若い人の教育というところも含めて、活用の範囲が大きいのではないかと考えております」

横井「BIM活用のための人材に関しては、どのような取り組みをされていますか?」

木内「やっとBIMを使える人間が増えてきた中で、社内の中の取り組みとして良かったのは、自発的に社員が始めてくれたことです。中堅・若手社員が中心となって、社員が講師になって若手社員を集めて育成講座を運営し始めた。皆さん、意欲的にやってくれて、今、3期生まできていて、ここまでくると、女性社員であったり、建築以外の社員もユーザーとして手を挙げてくれるようになったので、根付いてきているんじゃないかなと考えてます」

横井「いいですね~。“使いなさい”ではなく、皆さんが草の根でこれを使ったらもっとこうなるよというのを、自発的にやられてるのは素晴らしいですね」

「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。

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L is B presents 現場DX研究所

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『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…

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