大谷翔平の凄まじさと魅力を、スポーツライター・石田雄太が熱く語る!

大谷翔平の凄まじさと魅力を、スポーツライター・石田雄太が熱く語る!

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3月9日(木)の「くにまる食堂」(文化放送)に、スポーツライターの石田雄太さんがご来店! 最初のコーナー「今日のA定食」では、石田さんにWBCの最新情報として、日本代表で圧倒的な存在感を放つ大谷翔平選手の凄さについて、改めて解説していただいた。

野村邦丸アナ「今日発売の雑誌『Number』、石田雄太さんが大谷翔平選手のインタビューを担当しています。
大谷選手について皆さんご存知の方は非常に多いと思うんですが、その例として6日に行われた侍ジャパン対阪神タイガースとの調整試合で、第2打席、第3打席に連続ホームランを打った。この第2打席というのが相手のタイガースの才木投手が、自分としては納得のストーンと落ちるフォークボールを投げたはずなのに、大谷選手は片手ですくって、最後は膝をついて右中間の上段の方まで運んだ。
タイガースの岡田監督のコメントが良かったですね、『いや凄いの一言。でもええやん、ウチとは今後は対戦せーへんから』(笑)。あれは岡田監督らしくていいなって思ったんですが……まずはリスナーの皆さん、大谷翔平は色んな所が凄いと思うんだけど、石田さんもずーっと大谷を見続けていて、ここまで凄いっていうのはどうなんですか?」

石田雄太「そうですね、どこから遡ればその話が出来るか難しいんですけど、投手と打者の両方をやるということに関しては、僕は一度も疑ったことがないというか、辞めるべきだと思ったことが一瞬も無くて。それは2つの才能がそれだけ飛び抜けていたからということに加えて、やっぱり二刀流の選手というと、凄いバッターと凄いピッチャーなら出来るって思われがちなんですけど、実はそうではなくて、ピッチャーとしての自分とバッターとしての自分をどうやって『接着』するかという、そのノウハウというものが絶対的に必要なんですね。その『接着』するノウハウを持ったファイターズの栗山監督はじめ大谷選手が5年間でその土台をしっかり作った。その中で答えを出したことで、メジャーリーグから『2つやっていいですよ』って言われた。
でも球団によっては、結果が出なかったら『どっちかにしろよ』『凄いピッチャーなんだからバッターやんなくていいじゃん』とか『こんな凄いバッターなんだからもうピッチャーいいでしょ』みたいに、いつ言われてもおかしくない、それは本人も感じていたと思うんですね。そういう中で、手術も早めにして、不安要素を取り除いて、結果的に自分の一番いい状態でパフォーマンスを発揮するっていうのをたったの4年で叶えて、二刀流でやることを認めさせたという流れがあるんですよね」

邦丸「石田さんはこの間の京セラドームで、さっきも話した、2打席連続ホームラン。3打席目はバットを折っていましたよね? 詰まった当たりで、本人も『あ?行かないかな?』という感じだったのが、ちゃんとホームラン。あれ石田さんどう見ました?」

石田「僕はね、仰る通り2本目より3本目の方がビックリしたんですね。2本目は彼にとっては十分あり得るもので、打った瞬間『ああ、ホームランになるな』って思ったんですけど、2本目の方はね、雑誌の取材エリアってスタンドの1番前から2列目だったんですよ。だから本当に目と鼻の先で大谷選手のホームランを見てたんですけど、距離が近いから音が聞こえるんですよね。で、あの2本目のホームランは『グシャ!』って言ったんですよ!」

邦丸「『グシャ!』」

石田「もうね、このカタカナが正しいのかはちょっと難しいんですけど(笑)、野球を観る者にとって詰まった打球は『グシャ!』って表現するんですが、まさに『グシャ!』って音だったんですよね? だから、パッと僕センターの近本選手を見たんですよ。そしたら近本選手が3、4歩ライトの方へゆっくり歩いて、でもちょっと前目に出て来たように見えたんです。
で、途中でピタッと止まったら、彼の頭を越えてホームランになったんですよ。あれ、上がった瞬間に音と弾道で、野球をやってた人はほぼ全員センターフライだって思ったでしょうね。だけど、高く上がった打球の放物線は、普通だったら上がる分だけ落ちて来るのも早いんですが、大谷選手の場合は同じように上がるんですけど、そこからさらに大きく、基本的に弾道の描く『弧』が違うんですよね(笑)」

邦丸「はいはい!」

石田「そもそも巨大なんですよ! だから、打ち損じているのは同じなんだけど、その弧が大きい分……僕は『大谷選手の絶対飛距離』って言い方をしているんですが、彼はその絶対飛距離がとんでもないので、下手すると40mぐらい他のバッターと違う」

邦丸「40m!?」

石田「だから、こすっても詰まっても、本当だったらセンターフライになる打球が、そもそも持ってる絶対飛距離が違うから、スタンドに入っちゃうわけですよね。言ってみれば子供のサイズの球場で野球をやっているっていう感覚っていうか」

邦丸「両翼50mぐらいの小さい球場で野球をやってるようなもんなんだ!」

と、大谷選手の凄まじさを熱く熱く語った石田さん。WBCでの大谷の大活躍を予言した他、この後のコーナーではリスナーからの基本的な質問に真正面から答えてくれた。その模様は是非、radikoでお聴きください!

「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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