二次創作、どこからアウトでどこまでグレー?

二次創作、どこからアウトでどこまでグレー?

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5月10日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「二次創作のルール」をテーマに語り合った。宝塚歌劇団が公式サイトに載せた内容が先月、話題を呼んだ。「出演者のイラストをSNSに投稿してもいいですか?」という質問に対し、「商用利用・個人利用に限らず、これら宝塚歌劇団が権利を有する著作物等や出演者の肖像を流用することはお断りします」と答えたものである。

西川あやの「宝塚歌劇団の発表というか決断というか。宝塚のファンの方だけでなく、いろんな人が思うところあるみたいです」

石戸諭「二次創作の問題って、いろいろ分けて考えなきゃいけないと思っている。法的な問題でいえば、著作権法に違反しているかどうか。当たり前の話だけど、二次創作自体が著作権侵害になるかどうかといったら、なる可能性は常にあるわけで。その点において宝塚の言っていることは正しい。著作権、肖像権、パブリシティ権を考えると、それに『当たる可能性がある』というのは合っている」

西川「はい」

石戸「じゃあなんで二次創作が隆盛を極めているかといったら、ここ(手元)の資料にもあるけど、現状はみんなで黙認しあっているということですね。二次創作に使われた、著作権を保有する、そういう漫画家、作者の人たちがいるじゃないですか。なんで黙認しているかといえば、お互いにとってそれがWin-Winの関係、というのがあるから」

永井玲衣「うん、うん」

石戸「『うれしい』というのがあるし、どんどんマネして、書いてください、という作者の人もいると思う。要するに二次創作自体はアウトだけど、黙認しあっている関係性がつくれているなら、それでいいんじゃないですか、ということがひとつあります」

西川「宝塚の話に戻すと、反対する側の意見としては『私が宝塚を観に行きたいと思ったのはTwitterのファンアートのおかげだから、この対応は残念』とか。賛成の声だと『タカラジェンヌを守るという意味では仕方ない』『何か問題が起きてからじゃ遅い』と」

石戸「宝塚自体も、たとえば僕が好きなものでいえば『るろうに剣心』とかやっているじゃないですか。作者にお金を払ってつくっているわけでしょう? こう舞台にします、こう映像化させてください、というのをやっていれば問題ない。宝塚もそういうことをしている。しない場合、原作者にお金が入るかどうかというと入らない、というのは懸念点としてある」

西川「権利とお金の問題はありますね」

永井「石戸さんが『アウト』と言いましたけど、二次創作については『グレー』のほうが近いかなと思います」

石戸「あ、そうだね」

永井「おっしゃるとおり法の問題というのと、業界ごとのルール、マナーという話は分けないといけない。今回の宝塚歌劇団は『この業界ではこうしますよ』ということの表明だったわけですね。やはり宝塚って独立した強烈な世界観があるから、そこを維持したいということ。その目的は、熱心なファンではない私でも理解できます」

西川「ブランディングとしての側面もあるんじゃないか、ということですね」

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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